校内研究

研究テーマ
心をつなぎ、仲間と共に高め合う子をめざして

− 「話すこと・聞くこと」を通して、伝え合う力を育てる −

 <研究テーマ設定の理由>

  本校では、これまで「人が好き、街が好き、心つなごう未来へむかって」というテーマで生活科・総合的な学習(南っ子タイ ム)の研究を続けてきた。実践を継続する中で、地域の方を学校に招待し、お話を聞いたり、共に活動したりするなど地域と の関わりを深めてきた。成果として、このような地域の人たちとのふれあいを通して、自分たちの地域を見つめようとする態度 が子ども達の中に育ち、進んで地域の人たちに関わったり、地域の中で活動するなど地域に働きかけるようになってきた。そ して、子ども達が自らの生活をふり返り、その中から今後の課題を見つけ出し、より良い生活にしていこうとする姿も見られるようなってきた。また、課題を発見する力が高まり、それを解決する方法として調べる手だてを子ども達なりに身につけてきた 。
  また、表現力の向上を目指して、低・中・高学年ごとに「聴き方・話し方・書き方」のコミュニケーション能力のスキル表を作成 し、それをもとにして系統的指導を図ってきた。各学級でコミュニケーション能力スキル表を教室に掲示し,朝の会や各教科で 積極的に学習の場を設定してきた。成果として、@相手の顔を見て話を聞ける子どもが増えてきたA感想や気づきなどを発 表しようとする意欲や自分の言葉で話す力が高まってきたB総合の発表を聞きながらメモを取ることが少しできるようになっ てきたなどがある。
  しかし、生活科・総合的な学習での話し合い活動や発表活動の中で友だちの考えを聞いて自分の考えを見直したり、内容 に迫る気づきや感想などを持つことなどが苦手であるという課題もみえてきた。そして、全体的に発表能力が高まってきているが、力を十分に発揮できている子どもが、かたよってしまいがちでもあり、コミュニケーション能力(伝え合う力)の育成がよ り求められてきた。
  そこで、昨年度から話し合い活動を深めたり、一つの事を詳しく説明できたり、メモを取ったり、考えをまとめたりする力の育 成を年間通して継続的に指導していきたいと考え、研究教科を生活科・総合的な学習から国語科に改めた。国語科を中心と し、基礎的な力を段階的に考え、伝え合う力を高めることで相手に自分の思いを伝えたり、相手の思いを受け止めたりする力 も向上すると考えられる。自分の考えを発表したり、友だちの意見を聞くだけでなく意見に対して、発表に対してどう思うか意 見を交換できるつながりのある話し合い活動を目指して、研究に取り組むことにした。そのため国語科の領域の中でも「話す こと・聞くこと」を中心に実践することにした。
  研究テーマは、これまでのものを踏襲しつつ、本校のめざす子ども像の育成にも迫れるように「心をつなぎ、仲間と共に高め 合う子どもをめざして」をテーマに、そして、「『話すこと・聞くこと』を通して、伝え合う力を育てる」をサブテーマに据え今年度も 取り組むことにした。

  <研究の内容>

   「国語科」領域「話す・聞く」を中心に

 <研究の主な内容>

   @学年目標などを考える。
   Aコミュニケーション能力をつけるために話す・聞くのスキルを考える。
   B情報活用能力の向上の取り組み。
   C総合的な学習・生活の年間計画表の見直し・目標の設定。

 <具体的な取り組み>

   @各学年・たんぽぽ・専科で研究に取り組む。
   A全体研究会・授業公開を実施する。
    ・全体研究授業 → 低・中・高のそれぞれ1学年(学級)で実施。
    ・授業公開   → 全体研究会を実施しない学年・専科で実施。
   Bコミュニケーション能力育成のための基礎的な能力を系統的に考える。
   C総合的な学習の単元を再考する。
   D学習による子どもの変容を把握する方法を考える。