第62回全国体育学習研究協議会:阪神大会

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 平成29年11月2日(木)  開催                                               

北海道から九州まで全国各地から本校に参集いただきました。また、市内からも17校の先生方が参観してくれました。

 

 スローイングベースボール〈2年〉

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運動の特性

スローイングベースボールとは、相手チームとの攻防の中で、出塁するために走る『走』、出塁するために投げる『攻』、相手が投げたボールを捕って投げることで出塁させない『守』という、『走』『攻』『守』の3つの局面の「できるか/できないか」という面白さが組み合わさったゲームである。

 

鉄棒運動〈3年〉   

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運動の特性

安定した状態から、ぶら下がったり回ったりしても、元の安定した状態に戻ることが「できるか/できないか」が 面白い運動である。

 
 
 
キャッチバレーボール〈6年〉                        

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運動の特性                                   

  キャッチバレーボールとは、ネットを挟んで相手と攻防する中で、ボールを自分のコートに「落とさせない」、相手のコートにボールを「落とす」、落とすために「組み立てる」の3つの局面の「できるか/できないか」という面白さが組み合わさった運動である。                               

                                                                 
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参観者の皆様へ            立花北小学校 『楽しさ』へのこだわり
 
 本校は、創立2年目より現在まで39年間、体育の研究を継続し『すすんで運動に親しむ子』の育成をめざしてきました。研究を進めていく上で【運動がもつ特有の楽しさ】を最も大切にしています。
 平成10年度より松田恵示先生にご助言をいただき、「その運動が本来もっている、できる/できない面白さ」を運動の特性として捉え、研究実践、授業改善に取り組んできました。
 2年生で公開するベースボールを例にすると、ボールを投げ、打ち、得点を競うことだけが楽しさだと考えていません。この単元では、『守備の送球よりも速くベースまでいけるかどうか』の【ボールとの競争】が子どもにとって”熱中”する楽しさだと考えています。その楽しさをより味わえるように、子どもたちの発達段階に応じたコートや用具、ルールの工夫を行ってきました。子どもたちが扱いやすいポリウレタンのボールを使い、1塁ベースまでを学年に応じた距離にしています。ボールより速くベースまでいけるかどうかぎりぎりな状況がより“熱中”できる環境となります。環境づくりは大きな支援のひとつであり、授業改善の要素だと考えています。また、打つことは、子どもたちにとって難しいので、打つかわりに投げて攻撃する『スローイングベースボール』を中学年まで行っています。
 3年生の鉄棒運動においては、『安定した状態から鉄棒に上がって、回ったりしても、また安定した状態に戻ることができるかどうか』を楽しんでいると考えます。上がり技や回り技、下り技は、この【安定した状態から安定した状態に戻ることができるか、どうか】をより楽しむための手段であり、技を習得することだけが目的ではありません。もっと違った方法があるかもという挑戦は、様々な技への挑戦につながるとともに、〈もう少しでできそう〉なことへの粘りになります。本校で行っている鉄棒検定についても、ただ単に技ができるようになることが目的ではなく、授業で味わった楽しさを休み時間など普段の生活に広げていくために行っています。
 キャッチバレーにおいては、『相手コートにボールを落とす』『自分のコートにボールを落とさせない』『ボールを落とすために組み立てる』という【3つのできるか、どうか】を楽しんでいると捉えています。「落とすか落とさないか」のぎりぎりのところが子どもにとって”熱中”するところであり、次の「ボールを落とすために組み立てる」切実性(必然)が大きくなります。特に『組み立てる』楽しさは、小学校の発達段階から考えるとボールをキャッチして行わなければ、なかなか味わうことができません。レシーブやトスができなくても、ルールを簡易化することでバレーボールがもつ特有の楽しさに十分触れることができると考えています。
 それぞれの授業の中での指導者の声かけや話し合わせる視点、ルールや授業展開等は、運動がもつ特有の『楽しさ』につながっているのか、『楽しさ』の捉え方に違和感はないか等、率直なご意見がいただければと思います。
                    尼崎市立立花北小学校
                     校長   武市 俊彦
(※ 当日配布 授業案集より)