平成21年度、4月9日(木)尼崎市立尼崎工業高等学校の入学式が行われました。
機械科40名、電気科39名の新入生を迎えました。
式次第 (1) 開式の言葉 (2) 国歌斉唱 (3) 入学許可 (4) 新入生代表宣誓 (5) 学校長式辞 (6) 来賓祝辞 (7) 育友会長祝辞 (8) 同窓会長祝辞 (9) 来賓紹介 (10) 祝電祝詞披露 (11) 閉式の言葉
学校長式辞
校庭の桜の花がみごとに咲く今日の佳き日に、本校第38回入学式を挙行するにあたり、尼崎市教育委員会様をはじめとする多くのご来賓の方々、保護者のみなさまのご臨席を賜り、高いところからではございますが心から厚く御礼申し上げます。
ただいま、機械科40名、電気科39名、計79名の入学を許可いたしました。
新入生の皆さん入学おめでとう。また、保護者の皆様、お子さまのご入学おめでとうございます。新入生の皆さんは本日から本校の生徒としての生活が始まります。本校に合格した日の喜びと今日の感激の気持ちを忘れず、級友と先生との新しい出会いに緊張しつつも新しい生活のスタートを切ってください。
さて、新入生の諸君、私は諸君らの入学にあたりお話をしておきたいことが、2つあります。1つは、思いやりの心を持って学校生活を過ごしてほしいということです。 世の中は、先日の北朝鮮によるミサイルの発射など不安なことが多く、人々の気持ちがややもすれば自己中心的になりがちです。そのような社会状況の中にあって諸君らだけが、自分には関係ないと言っていられません。しかし、人の心が不安なときだからこそお互いが思いやりの心を持って接しあい、人間関係を築いてお互いが支え合えるクラスを作っていってほしいのです。 困ったときはすぐ先生に相談してください。本校の先生方は授業で接するだけでなく本当に親身になって相談や悩みに応えてくれます。諸君らも心を開き先生方や友人との人間関係を作っていってください。そのためのきっかけづくりは挨拶です。夕方、登校して校門をくぐるときに「こんばんは」と挨拶しましょう。また、名前を呼ばれたときなど「はい」と大きな声で返事をしてみましょう。お互いにいい気持ちで1日が過ごせる予感がするではないですか?「働きながら学ぶ」本校の生徒として諸君らはまもなく、職場での人間関係を経験することになるでしょう。こうしたとき、お互いを思いやる心からでる挨拶の言葉は、社会人としての基本のことと言えます。
2つ目は、卒業してほしいということです。 仕事と学業を両立させて生活するのは、並大抵のことではありません。重大な決心が必要です。全日制の学校に通う生徒と交代して、諸君らは登校して学習するわけですから本当に強い意志を持ち続けなければならないわけです。出席をしなければ進級も卒業もできません。学習した結果はその後に続いてくるものなのです。そして、3年間もしくは4年間頑張り通して手にした卒業証書の重みは、一生その手に残る価値ある財産になると信じています。ここでも困ったときには先生方に相談してください。学習計画や補習などきめ細かい指導を先生方は行っています。
最後になりましたが、「親の手は放れても目は離すな」とよく言われます。大きく成長されたお子さま達は確かに親の手は放れたかに見えますが、まだまだ未成年でございます。高等学校生活送るこの時期が、責任ある社会人と成長するための仕上げの時期とも考えられます。子供たちの成長には保護者の皆様の協力と地域の方々との連携が不可欠です。本校の教育へのご理解とご協力をお願い申し上げまして式辞とさせていただきます。
平成21年4月9日
尼崎市立尼崎工業高等学校
校長 入野重雄
写真一覧
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