「分」にこだわってみようか(進路通信第3号)

 

 
 
「教科書見たら書いてるやん」。そうつぶやくAくんは、グループのほかの3人と少し机をはなしている。Aくんは、GLT(Group Learning Time)が好きではないようだ。
 始業式の日の学年集会を思い出してほしい。山崎先生は「分」をキーワードに、3年生として成長すべきところを話してくれた。
あなたたちの人生のゴールは、高校合格ではない。もし入試だけを目指すなら、1人で勉強して、得点アップだけに集中すればいい。
しかし、先生たちは、その先のあなたたちをイメージしています。社会で出れば、どんな仕事でも、人と関わらなければなりません。
「ともに生きる」力をつけてほしい、との思いからGLTに取り組んでいます。
隣の友達に「わからないから教えて」と訊かれたら、分かっていることをわかりやすく伝える。「訊く」「伝える」をくりかえす中で「分かりあえる環境」を作り上げてほしい。これはAくんのみならず、全員への願いです。そして、分かった時の「スッキリ感」を「分かちあえる集団」になってほしいです。
 というわけで、きょうも授業を大切に。ぼくは、Aくんがとなりの友達に「ここは、○○やで」と説明している姿を、夢見ています。

 

 

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