宿泊学習で得たものをどう活かすか?(第1学年通信「未知標」5月号)

前日の持ち物点検の日に、話を聞かないで何度も叱られ、予定の時間を大幅に過ぎてしまったことを考えれば、この二日間で見せた君たちの成長は、とても立派でした。集合もきちんとできるようになった。話を聞く姿勢も良くなった。何よりも、大庄北中学校の生徒になれたことが、宿泊学習で得た一番の収穫(しゅうかく)でした。「大島小でも、浜田小でも、若葉小でもなく、大庄北中学校の生徒になれましたね。」と、伊藤教頭先生もおっしゃっていました。入学から約1ヶ月が過ぎ、これからいよいよ中学校での生活も本格的にスタートします。連休が過ぎ、家庭訪問が終われば、すぐに中間テストが待っています。授業のペースも速くなり、内容も濃くなっていきます。

 宿泊学習の二日間が成功だったかどうかは、これからの君たちの生活ぶりが教えてくれるでしょう。先生たちは、君たちの行動を楽しみに見守っています。この宿泊学習がきっかけになり、君たちが中学生として、一歩ずつ成長していく姿を。
 
いよいよ入学しました。中学校に入学しました。待ちに待った中学校。小学校に入っているときは、中学校をなめていました。環境が変わり、怒られることもあります。けど、中学校は楽しいです。毎日がワクワクして、ついつい口を開けて、しゃべってしまいます。けど、絶対完ぺきにはできないけど、完ぺきになれるようにがんばり、成績を上げていきたいです。友だちもできてきて、もっと友だちをつくり、ルールの中で楽しくやっていくことを心がけます。それに、今はまだしゃべったりしているけれど、小谷先生が言うように、「違う先生に教えられてるときも、態度を変えるなよ。」と言うていたのを聞いたときに、心の中で「あっ、オレは今までそんなセコイことをしてきたか。」と思うと、本当に恥ずかしすぎて、「ビックリするぐらいアホやな。」と思う。だから、変えていく。それに、國友先生が言うているように、「生徒指導を受けるのは、自分で決める。」と言われたときは、「絶対に変わってやるんだ。」と思いました。けど、まだ6年生のときの態度が残っているので、態度とか先生とのしゃべるときの言い方とか、注意されなくても、当たり前やけど変えていきたいと思います。3年生になるころには、きちっと当たり前のようになれるように、一生懸命がんばりたいと思います。
 
これは、あるクラスの生徒が書いた、入学直後の作文です。ことばの使い方が正しくないところもありますが、とっても素敵な内容だったので、この作文を書いた子の気持ちをできるだけ正確に伝えるために、ほぼ原文のまま載せてあります。
中学生になって、「がんばるぞ!変わるぞ!」という決意がひしひしと伝わってきます。文章表現が上手でなくても、この作文はとってもいい!!この気持ちをこのまま持ち続ければ、彼はきっといいスタートを切ることができます。きっといい中学生になれます。
 
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