未知標(みちしるべ)第3号(第1学年通信)

 

 いよいよ、君たちにとって初めての中学校での体育大会が迫りました。体育大会…というよりも、三学年が初めてそろって行う学校行事です。 去年は、小学校の最高学年として、全校生を引っ張る立場だった君たちも、今年は2年3年の先輩たちの動きを見て、それを受け継いでいく立場になりました。われわれ中学校の先生には、君たちが小学校の運動会で、どんな活躍をしたのかはわかりません。けれども、小学校の最上級生として、プライドを持って参加することを小学校の先生方は要求されたと思います。運動会の華として、組み体操にも取り組んだのだと思います。その誇りを中学校の体育大会でも見せてほしいものです。
「小学校でこれだけのことを学び、これだけのことができるようになったんだ!」                    
そういうものを見せてほしいと思います。それが、6年間お世話になった小学校の先生方への恩返しです。先生たちは見ています、君たちがどれぐらいできるのか。競技に全力を尽くすことはもちろん、入場行進もラジオ体操も、競技の前の整列も退場も、全力で取り組んでくれる事を願います。自分の出場する種目だけでなく、友達や仲間や先輩が精一杯競技している姿も、しっかりと見てあげてください。見学態度、応援の姿勢、そういうことに最初から最後まで「全力」を尽くせたとき、そのときこそ中学生らしい「全力」なのだと思います。
私が担任を持ったとき、必ずクラスの子たちに言うことがあります。それは、「優勝なんかどうでもいい。」という言葉です。手を抜いて、適当にやってりゃいい。っていうんじゃありません。むしろ、その逆です。「どのクラスのどの子も、自分の力を精一杯出し切って、クラスとしてまとまれたり、自分のクラスに誇りをもてたりできれば、それ以上のものはない。」っていう意味です。学校行事は遊びじゃないし、その日限りのお祭りでもない。一日だけのお祭り騒ぎのために、授業を何時間もつぶしてまで練習する必要はないのです。体育大会の本当のねうちは、体育大会が終わった後、普段の授業に戻ったときに現れます。以前よりクラスの雰囲気が明るくなったり、授業中に気兼ねなく発表や発言ができたり、何をするにも協力できたり…。そういう日常の生活を、豊かに前向きにさせていくために、学校行事は計画されているのです。

さあ、今週はいよいよ体育大会。4月よりも大人になった君たちを楽しみに見させてもらいます。それ以上に、来週からの教室での君たちの雰囲気が、いい方向に変わっていることを楽しみにしています。

 昨日の6時間目に行なわれた全校集会で、生徒会長が素晴らしいスピーチをしてくれましたので、掲載します。
※生徒会長の言葉より
みなさん、こんにちは。予行も終わり、体育大会が目前まで迫ってきました。そこで、皆さんにひとつ質問します。
「皆さんは、今年の体育大会をどんな体育大会にしたいですか。」
少し考えてみてください。
「一生懸命、悔いのないようにしたい。」と思っている人がいるかもしれません。なかには、「どうでもいい。」と思っている人だっているかもしれません。今日は、そのことについて私の思いをお話ししたいと思います。
私は、今年の体育大会のテーマをひそかに「輝」にしました。想像してみてください。一生懸命めげずに頑張る姿勢。あきらめない真剣なまなざし。男子マスゲームの大きな掛け声。女子の背中の「笑」の文字と笑顔。頑張った汗。うれしさの涙。悲しさの涙。応援の声。一つひとつが「輝」くパズルのピースだと思います。私は、その「輝」きのピースを一つひとつ組み合わせて、キラキラの体育大会をつくりたいのです。
みんなで今日まで積み重ねた時間、努力が実るような体育大会をつくりませんか。そして、そのためにはみんなの協力する力が必要です。一緒に輝く体育大会をつくりませんか。
あと少ししかない練習の日。本番に向けて一生懸命頑張りましょう。
悔いのないm最高に輝いた体育大会をみんなでつくりあげましょう。
 
1.社会科授業の進め方について
大庄北中では、昨年度までは、1年「地理」、2年「歴史」、3年「公民」という進め方をしていましたが、今年度の一年生より、1・2年の二年間で「歴史・地理」を系統立てて並行して教え、3年で「公民」を教える形になっています。これは、大庄北中学校に限らず、全市的に変更に取り組んでいることですので、ご了承ください。
 
2.週時間割について
 大庄北中では、毎週木曜日か金曜日に、次の週の時間割を各生徒に「週時間割」の形で印刷したものを配布しています。これは、数年前から本校で取り組んでいる「学力向上」の取り組みの一環で、
①体育大会などの行事のときに組まれる臨 時時間割で生徒を混乱させない(忘れ物や未提出を防ぐ。)
②週の時間割を毎週配布することによって、前もって予定を立てられるようにさせる
というねらいがあります。
一年間を通した固定された時間割もありますが、現在の教育課程の時間配分の特性上、週によって教科が変わる時間が複数あるため、週時間割を毎週配布しています。
 
3.学校での弁当販売について
すでに新聞などの報道でご存知の方もいらっしゃると思いますが、尼崎市の施策として、本校でも弁当の注文販売が7月1日から予定されています。前日までの受け付け(予約制)で、当日の注文・販売はありませんので、お知りおきください。
 
こちらの連絡不足で、保護者の方よりご質問のお電話をいただきました。十分な説明がなされていなかったために、混乱された保護者の皆様に、紙面を借りてお詫びを申し上げるとともに、ご説明させていただきました。今後とも、ご質問やご意見がございましたら、遠慮なくおっしゃってください。  
 
 
 

 

↓原版はこちら

 

1nentsushin27-6.pdf

 

月別アーカイブ