毒にも薬にもなる言葉(進路通信「image」第21号)

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 言葉は、毒にも薬にもなる。そう感じる場面があった。
 
「あー、学校おもんないわぁ」
あるクラスでの授業のはじめ。そんな「ひとりごと」が、聞こえた。その人に聞いてみた。「じゃあ、どんな学校ならおもしろい?」。すると、「自由がほしい」という答えが返ってきた。授業を受けたり、受けなかったりする自由だそうだ。なるほど。
 あなたが生まれるずっと前。尾崎豊さんという歌手が、「自由を求め続けた15の夜」と歌い、若者から人気を集めた。「15」という年齢は、いつの時代も自由を求める年なのだろう。
 その授業の最後。「言霊(ことだま)」という言葉を紹介した。声に発した言葉が、何らかの影響を与えると信じられていて、いいことを言うといいことが、悪い事を言うと、悪い事が起きるとされる。わたしたちがが生まれるずっとずっと前につくられた、万葉集にも登場するらしい。確かに、おもしろくないこともあるだろう。でも、「おもんない」と口にすると、本当におもしろくなくなり、まわりの人もおもしろくなくなっていく。言葉にはそれだけの影響力がある。「言霊」を信じるかどうかは別として、そんな話をした。                 
「進路通信image楽しみにしています」   
 保護者の方に協力していただいた学校評価アンケートの中に、そんな言葉が添えられていた。胸のあたりがじんわりとあたたかくなった。はげみになるのと同時に、生徒のみなさんのイメージにもっとつながるよう努力せねば、と身が引きしまる思いがした。ちょっとした言葉が、毒にもなり、薬にもなる。この148人で暮らすのも、残り3か月ちょっとだ。やさしい人がたくさんいるな、と4月に受けた印象は今も変わらない。あなたの一言で、もっと楽しく、もっとおもしろい空間にしよう。
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希望進路先変更届を配布します。
11月26日(木)しめきり厳守
予備懇談が終わりました。希望進路が変わった人もいると思います。前回出してもらった進路希望調査から、進路先が変更になった人のみ、「希望進路先変更届」を出してもらいます。提出期限は11月26日(木)です。(厳守!)  
最終決定は期末懇談のときですが、それまでに願書の取り寄せなどの手続きがありますので、変更のある人は必ず提出してください。
 

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