2021年5月アーカイブ
お弁当に感謝 |
今日は梅雨の中休み。日差しは少し強いですが、園庭はさわやかでのどかな感じです。 そのだっ子のお弁当。先日お伝えした透明できれいなパーティションがあるテーブルで、さわやかな風がそよ吹く中、静かに落ち着いて食べている子ども達。 お家の方がお子さんのことを考えてつくって下さっているお弁当。 年中さんのお弁当を食べる姿を見ていると、自然と穏やかな心持ちなります。お家の方のやさしい思いやりを感じました。 二階へ上がって見ると、年長さんは食べるのが早いです。(私が遅かったせいでもありますが…) 大半の子ども達は食べ終わり、お絵かきを楽しんでいました。 食べている子は、お行儀よく静かに食べています。ほとんど空になったお弁当を見せてくれ、指さす先を見ると、「ブロッコリー、全部食べたよ。」とささやき声で教えてくれました。 満足げな表情でした。 絵を描いているところをのぞくと、細かな絵が描けるようになっています。年長さんも落ち着いた、穏やかな様子でした。 お弁当の絵を描きかけている女の子のそばを通る時、私に「感謝の気持ちを描いてるの。」と話しかけてくれました。聞いてみると、「いつもおいしくお弁当を作ってくれてるから、感謝の気持ちで描いているの。」と教えてくれました。 『感謝』という言葉が胸に響きました。小さな子がこの言葉にどれほどの重みを感じているかは分かりませんが、日頃のご家族の何気ない、慈しみの心がこの『感謝』という言葉につながったような気がします。 子を慈しむこころの美しさを感じるひとコマでした。 今朝、PTA役員の方々と総会決議案の確認で検討している時に、退職した先輩の先生から園に電話をいただきました。メモには、「明日、スーパームーンで月もきれいで、かつ皆既月食であるので、園児たちに知らせてあげて下さい。」と書いてありました。 ふだんなかなかお会いできない方ですが、子ども達の為にわざわざお電話をいただきました。地球に最も近い満月で普段より14%大きく見え、3年ぶりの皆既月食が、なんと6:44から欠け始め、8:09から19分間皆既月食が続き、9:53に元の満月に戻るそうです。 とても見易い時間なので、家族で観測する最適の機会です。 子ども達に、自然の不思議に触れて欲しいと思います。 (私は、うっかり、うたた寝してしまい、見損なってしまわないか気になります。) |
幼児教育は難しいがいやではない |
(逃げるは…役に立つ ちょっと語呂があわないか) 昨日から雨が続き、尼崎市だけが注意報でした。通勤途上から電車のダイヤがかなり乱れ、途中で電車が停止し、駅のホームは大混雑でした。電車をあきらめ、バスで途中まで行き、若王寺から歩き、何とか勤務時間には間に合いました。途中、小学校の校門では、大雨警報の中、登校する子に対応する先生が3名いました。知っている先生がおり、「警報にかわりました。」と教えてくれました。 最近体調を崩し気味の子が増えており、ゆっくり3日間休んで来週元気に登園できれば良いかな、と前向きにとらえたいと思います。 市内では、教師の資質向上を図るため、実践を通した研究に取り組んでいます。大学付属機関から講師の先生に定期的に来ていただき、講話、助言等、ご指導をいただきながら実践について検討しています。 子ども達がいないので、午前中いっぱい職員全員で検討を重ねました。今週、他の日も時間を設定して検討を重ね、指導力の向上を図るためにかなり時間をかけて「う~ん、う~ん、むずかしね~」と、熱心な討議が続きました。 歩みはゆっくりな時もありますが、ある時「そういうことか!」と一気にトンネルを抜ける時もあります。 小学校から来た私は、ついていくのでアップアップです。 この先生たちの努力はきっと保育に、子ども達に届くことでしょう。 梅雨の大雨、警報のことを一時忘れるぐらい研究を進めた一日でした。 HPにあげてもらった写真ですが、熱心に話し合う雰囲気が伝わったでしょうか? 念のため、私はこの時は寝ていませんので…誤解のないように…寝ているように見えないこともないですね。 もう一度言いますが、ずっと寝ておりませんよ~! |
パーティション、すっきり、クリア、美味しい食事 |
パーティションが新しくなりました。 子ども達はお弁当を食べるときにマスクをとらなければなりません。コロナ禍の中、飲食関係のお仕事に時短要請が出されるなど、食事中に感染リスクが高まるようです。園田幼稚園では、昨年度パーティションが必要と考え、先生方の工夫で廃棄する画板を利用することを考えました。でも、壁に囲まれるようで窓を作ってお友達の顔が見えるように透明シートを貼りました。板が自立するように、市内の園長先生のお助けを頂いて支えるものを作っていただきました。とてもスムーズに用意ができていました。 今年度、もっと良い環境でお弁当を食べて欲しいと考え、透明なパーティションを園予算で購入しました。 やはり透明なのが良いですねー。お友達が向い合せ、おとなりと自然に近い状態で食事ができます。しかも、明るく感じます。年長さん、年中さんの食事の雰囲気が、今まで以上にスカーッと明るく感じました。お弁当の色合いがさらに増し、美味しさを感じることが出来ると思います。 年中さん、年長さんのお弁当を食べる様子を見ましたが、黙食をきちんとして落ち着いて食べていました。 昨日、アマゾンさんから「縁食論」孤食と共食のあいだ(藤原辰史 著)が届きました。まだ、読んでおらず、直接幼稚園のお弁当にもあまり関係ないかも知れませんが、食について少し考えたいと思い注文しました。 よく私たちの体は食べたものでできていると言われます。体の組成だけでなく心や健康に関わる大事なものです。難しいことは大人が胸にとどめて置いて、食事が子ども達には楽しみの場であり、心を開きやすくなる時となるよう工夫していきたいと思います。 私の家族がこの文を読んだら、日頃の暴食をまず反省してから言いなさい、と叱られるとは思いますが、名前が多田だけに言うだけは…ただ お跡がよろしいようで ♪ (しょうもな、の突っ込みは心の中で) |
すこやか子育て支援のページで
以下の情報を公開しました。
▶令和3年度 園田幼稚園わくわくランド・ふれあいランドについて
▶令和3年度 園田幼稚園わくわく・ふれあいランド 日時・主な内容
こちらから ▶ すこやか子育て支援
早くも梅雨入り |
この時期に梅雨入り。私の少し長めの人生の中で、最速だと思います。 早く入って早く明けるのであれば良いのですが。長く続くと災害が心配です。桜が早く、アジサイも早く、バラも早い。もっとゆったり咲いて、人々の心を長く和ませて欲しいと、自分勝手な思いをつい言ってしまいます。 勝手と言えば、BBQを公園やしてはいけないところでやり、休み返上の役所の注意を無視、最後はごみを放置して帰る。このニュースを見て「腹立つのり~!(ジャイアンツファンの皆さまごめんなさい<(_ _)> )とぼやく私。 早くて喜ばれるのが、コロナワクチン接種。医療関係の多くの方々が協力を申し出て、世の中の役に立ちたいと研修をされています。しかし、ワクチンの供給、重症者の受け入れの準備、法の整備など、予想して調整を考えることが出来たと思うが、連携や準備対応がデコボコして進めない。現場はぎりぎりのところで頑張っているのですが… 新しい株の感染力が強く、重症化も速い。子どもも感染が広がっている。以前も書きましたが、私達一人一人が感染を広げない努力を続ける。ワクチン接種を速やかに実施できるよう国民みんなで協力する。決して足を引っ張ることはしない。みんなそれぞれ事情はあるでしょうが、ここは踏ん張るしかありません。そして、支え合うことが必要です。 腹立たしいニュースが毎日ありますが、お互いの命を守ることを考え、ひたすら手洗い、マスク、三密を避ける、医療崩壊を防ぐ工夫、ワクチン接種…必要なことを地道に行う。 そうでなければ、社会的に弱い立場の人々はひとたまりもありません。子ども達や高齢者の方々は特に心配で、一番厳しい状況に追い込まれてしまいます。 世の中は厳しい状況ですが、園に響く子ども達の明るい声が救いです。そして、やはり子ども達の安全を守る、これを第一に考え不安を与えないのが私達大人の責務だと思います。勝手にBBQなどをしている場合ではありません。裏で長い梅雨のような涙を流している人々がいるのだから… |
医療従事者のみなさん、ありがとうございます |
登園時前の園庭に降り注ぐ日差しはいつもより強く、まぶしく感じました。 昨日、日頃撮りためているTV番組のドキュメンタリーを観ました。医療従事者の中でも特に、コロナ禍の重症感染者の治療にあたる看護師の方々を取り上げたものでした。 当直とホテル住まいで家には帰れず、ICUで働き続ける姿。家族がいる方は感染リスクにおびえながら細心の注意を払って家庭と病院を行き来する緊張の日々。これが一年以上続き、この先いつまで続くのか。目の前でお亡くなりになる方を見送る時、首(こうべ)をたれ無念の涙を流す姿。 出口の見えない、命と向き合うぎりぎりのところで働くうちに、心身のバランスが崩れて病気療養で現場を離れる看護師さん。若く、明るく、元気で体力に自信がある人でも倒れていきます。電話口で病気になって仲間に迷惑をかけてしまうと涙を流しながら詫びる声。本人は謝ることはないのに… コロナ患者を受け入れる病院は収益が減り、医療従事者の賃金もかなりカットされる実態も報道されていました。 また、看護師の人員が不足し、新たに現場復帰する人、60代半ばで定年退職したばかりなのに、頼まれてまた現役復帰をする人、出産を控えながら働き、出産して数か月で家族のサポートを受けながらもすぐ現場復帰する人。本当にぎりぎりで取り組んでいいただいていることに、ただただ頭が下がる思いでした。 身も心も疲れ果て、職場を失意のうちに去る人もいます。でも、別の医療機関で患者さんに寄り添って頑張っているそうです。 なぜ、コロナ禍のICUで働くのか、「使命感かな…患者さんに寄り添って看護をする…少しでも助けになりたい…」こう語る姿が印象的でした。 医療従事者の方々を支えなければ、でも誰が? 各自で出来ることは何でしょう? 感染リスクを減らす努力をワクチンが行き渡るまで続けることでしょうか。私達にできることは不要不急の外出を控え、手洗い、マスク着用、三密を避ける。コロナ禍の生活が少しでも充実する工夫を重ねる。 医療従事者の方々が日々頑張っているのだから、これが応援になるのではないでしょうか? |
あくまで個人の意見です |
ガパオライス、好きです。 以前、PTA広報の方からインタビューを受け、苦手な食べ物を尋ねられました。すかさず「ガパオライスですかね。昨日家で食べたのですが、完食しましたが、濃い味で食べにくかったので…」と答えました。 ところがです。タイの皆さま、私が間違っておりました。きちんとしたレシピで作られたガパオライスを連休中に恐る恐る食べたところ、「これ、好き。」と、おじさんらしくないコメントをしてしましました。 日本の食文化である、丼物のように口の中で色々な食材が混ざる口中調味をしながらガツガツ食べられるもの、外国の人から見たら下品にとられるような食べ方。これが私には、味を調節しながら、どんどん食べて満腹感を得られる。バランスに気を付ければ、炭水化物、たんぱく質、ビタミン、良質の油がほど良くとれ、ご飯と良くマッチして食も進みやすいメニューだと思います。好みに合わせて様々なトッピングが楽しめそうです。道具もフライパンだけできるので、ずぼらな私にピッタリ。 同じようなことがあったなあと思い出したことがあります。もつ鍋を酷評したことがあるのです。初めて食べたものがたまたまイメージと違い、世間では美味しいものと言われているものがこんなものだったのかと、期待を裏切られたようで憤慨したのです。 この後、ある宴席でいただくことがあり、「こ、こ、これが、もつ鍋だったんだ。」たった一回の出会いですべてを判断してしまうこと。それは危険です。 日頃、「ものごと、人について多面的、多角的にとらえることが大事であ~る。」と偉そうに言いながら、食べ物の一回の出会いで決めつけてしまう。 そう言えば、すべて知っている訳でもなく、勝手に人とはこういうもんだ、子どもとはこういうもんだ、先生とはこういうもんだ…なんて簡単にまとめてしまうことが往々にしてあり、自分の気を付けないといけないところだと、この文を書きながら改めて思いました。 少し大げさかな? |
わくわくランド・ふれあいランド
5月の予定を公開しました。
こちらから → すこやか子育て支援