尼崎市立消費者センターより 啓発担当 大垣 和枝 氏、並びに 相談員 神薗 明子 氏を講師にお迎えして、消費者教育について専門的な立場からお話をいただきました。 ≪ 内容 ≫ 講話「子どもを取りまく落とし穴」~スマートフォンのトラブルや製品事故を中心に~
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≪ スマートフォンのトラブルについて ≫ - 大手携帯電話会社の管理が行き届かない。
アプリやOS、一部の課金システムなど、多くの業者が関係し責任の所在が曖昧である。アプリやOSなどに関する知識、正しく選択する力が必要である。 - アプリと個人情報の蔓延
無料アプリの中には電話帳情報、位置情報などの収集行うものもあり、利用規約をよく読み、利用するか否か、制限をかけて利用するかなど、細かく確認する姿勢が大切である。 また、無料通話のアプリはIDだけで通話やメールのやりとりが簡単にでき、レビューに自分のIDを書き込み、見知らぬ人からの連絡を待つようなことが日常的に行われている。
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 | ≪ 製品事故について ≫ - おしゃれのリスクについて
使い方を間違うとカラーコンタクトで目に傷がついたり、カラーリング剤でやけどをするなど、製品使用に対する正しい知識が必要である。また、粗悪品もあるので注意が必要である。
実際の相談をふまえた具体的なお話はわかりやすく、十万、百万単位の被害の話しなど、子どもたちを守るための消費者教育の必要性を受講者一同再認識する研修となった。
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≪ 感想 ≫ - 情報の授業で、コンプガチャやゲームの課金アイテムに関するトラブルに巻き込まれないための啓発授業をする予定なので、何かいいアイデアが浮かべばいいと思い、研修に参加しました。参考になる話が聞けて、よかったです。
- スマートホンを使っているが、10代、20代の子たちがどのように利用しているかがわかって勉強になりました。
怖い面もたくさんあり、子どもたちに指導すると共に、自分自身も気を付けないといけないと思いました。 親も教師も研修を深めなければ、「ついていけない」だけではトラブルに巻き込まれるようになると思います。後半の消費者トラブルの件も、自分にも耳が痛く、これから気を付けようと思いましたし、子どもたちにも正しい情報を伝えなければと考えさせられました。
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