2013年7月

 外国語活動における「体験的理解」の本当の意義から評価まで実践映像を交えながらご講話いただきました。
 研修中にペアで話し合ったり、演習を行ったりしたので、大変活動的な研修となりました。
 熱心に議論を交わしたり、笑顔で演習をしたりする先生方の姿が大変印象的でした。
 

講話及び演習
 「外国語活動を活動的に~We're good friends!の授業から~」
 

1 外国語活動の素地としての
  「体験的理解」「慣れ親しみ」「楽しさ」について
 (1)現在の外国語活動の目標
 (2)「体験的気づき」「慣れ親しみ」で実感する結果としての
   「楽しさ=積極性」が素地か?
 (3)コミュニケーションの「楽しさ」は複雑
 (4)コミュニケーションは意図の想像
 (5)外国語活動授業の展開
   プラクティス → デモンストレーション → アクティビティ
    → リフレクション

2 We are good friends!
 (1)桃太郎の物語を劇化する単元
 (2)世界の物語に興味を持つこと
 (3)他の単元と授業展開が異なる
   場面を取り上げて劇化(即興劇) ← 特に感情がでている場面で

3 体験的な理解:想像・創造
 (1)即興劇の手法 → 物語をなぞらず、ポイントになる場面を
   即興で演じる。
   (例)Please stay here.
      Present for you.
 (2)鬼ヶ島への道!
   → この単元で練習した表現を盛り込み、即興性を高める。

4 まとめ
 (1)ロールプレイングスキット
   決められたセリフを覚えて言うのは「体験的理解」ではない。
   児童の想像力を刺激し、「その気にさせる」ものでないと独自の
   「体験」は生まれない。
 (2)体験的理解の評価は「気づきの言語化」

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 【 研修アンケートより 】
  ☆今日の今井先生の講座で話を聞いて、心の中がすっきりしました。コミュニケーションの「楽しさ」の答えは
    やはりたくさんあり、それは結果としてどう感じるかが違ってくるものだと思いました。
    コミュニケーションは相手の意図(反応)の想像によるものだということもすごく納得しました。

 

 夏真っ盛り。太陽が照りつける暑~い夏の午後に立花南小学校のプールをお借りして、水泳指導方法について研修しました。講師の具体的でわかりやすいご指導のもと、先生方の教え合い学び合う姿が光っていました。
 

講話及び演習
 「水慣れ・クロール・平泳ぎの指導方法について」

 

1 水慣れ

 (1) だるま浮き・クラゲ浮き・伏し浮き
 (2) バブリング・ボビング→手を添えるだけでも子どもは安心
 (3) 水中じゃんけん→水中開眼がねらい

 

2 クロールの泳法指導

 (1) 腰掛けキック
 (2) 壁掛けキック
 (3) ビート板キック
 (4) グライドキック→頭を水中に入れてスタート
   ※身体が沈む子は太ももで補助する。
 (5) スタンドストローク
 (6) 息継ぎの補助

 ☆ 順序立てて指導すること、具体的にポイントを指導する
   ことが大事ですね。

 

3 平泳ぎの指導

 (1) 足の動き プールサイドに腰をかけて
 (2) ビート板キック
 (3) グライドキック
 (4) 腕もつけて

 ☆ イメージしやすい言葉にかえて指導すると動き方がよく
   伝わりますね。

 

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【 研修アンケートより 】
 ☆ 場合に応じた指導方法を教えて頂き、大変勉強になりました。
   学校に広めるとともに明日からの指導に活かしていきたいと思います。
 ☆ クロールと平泳ぎ、どちらもポイントを絞ってわかりやすく教えてくださったのでとても良かったです。
   できない子どものなぜできないのかのポイントも分かり、明日から実践してみようと思います。

  学校組織マネジメントの手の打ち所から手の打ち方まで、わかりやすい例(比喩)を用いて、講話していただきました。相槌を打ち、メモを取りながら熱心に講演を聞く先生方がたくさんいらっしゃいました。
 

講話及び演習
  「学校組織マネジメントの考え方と進め方」


1 学校組織マネジメントの着眼点

 ( 1 ) 環境構造の次元飛躍的な変化
 ( 2 ) 経営組織体の環境適応のパターン
 ( 3 ) 企業や自治体における環境変化への対応の方向性
 ( 4 ) 学校における環境変化への対応の方向性(演習をむ)
 ( 5 ) 「時代」と「環境」によって異なる組織マネジメント
 ( 6 ) 組織マネジメントの有効性を支える3つのポイント  
 ( 7 ) 民間企業との組織マネジメントの違い
 ( 8 ) 組織マネジメントとリーダーシップ
 ( 9 ) 学校組織マネジメントとは何か(まとめ)
 (10) 学校組織マネジメントのプロセス

  ☆ 学校を変化させる手の打ち所を企業と比較しながら説明して
    くださいました。また、自校のこれまでと今後について考え、
    近くの先生と交流しました。


2 学校におけるビジョンづくり

 ( 1 ) 学校経営ビジョン(7つの構成ポイント)
 ( 2 ) 学校の「ミッション(使命・存在意義)」
 ( 3 ) 学校の内外環境の分析(SWOT分析)


3 学校における組織づくり

 ( 1 ) 学校組織の特徴(フラット/マトリクス)
 ( 2 ) 組織論からみた学校組織の問題点
 ( 3 ) 組織論からみたミドルの役割
 ( 4 ) 組織改革におけるトップとミドル

  ☆ 学校を変化させる手の打ち方について、組織論を中心にお話
    しされました。ミドルには学校を変える起爆剤としての役割が
    期待されています。
 

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 【研修アンケートより】
  ☆ とてもわかりやすい内容でした。例えもおもしろかったです。ミドルとしての動き、役割により学校の中身を
    良い方向に変化させていけるよう、この研修で学んだことを役立てようと思います。
  ☆ ミドル世代が学校を引っ張っていくことが大切だと思った。「燃えやすいものから燃やす」という言葉が印象
    的だった。
救命・救急法及び授業づくりについての研修を行いました。

1 講話及び演習
   「救命・救急法を学ぶ」(4つのグループに分かれて個別の演習)

2 講話及び演習
   「集団活動の指導について」

3 講話及び演習
   「授業づくり~めあてと学習形態~」
 

【 講話及び演習より 】

1 救命・救急法を取得する

 北消防署に集まり、救命講習を受講しました。
 胸骨圧迫では、1分間に少なくとも100回のペースで、30回の圧迫に2回の人工呼吸を行います。演習後半ではAEDを使って現場さながらの心肺蘇生を体験しました。
 また、異物誤飲や止血など対応についても教えていただきました。
 

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2 集団活動の指導について学ぶ

 集団行動指導の必要性や指導上の要点を具体的に学びました。
 また、集団行動指導で大切にすべき目標について、あらためて考える機会となりました。
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3 授業づくりについて学ぶ

 指導案作成の仕方について学び、実際に各自が指導案を作成しました。
 作成した指導案をもとにお互いに意見交流し、目標や評価の明確化、授業の組み立て方、教材研究の仕方などのポイントについて学び合いました。
 自分の思いや考えをどのように取り入れていくのかなど、授業づくりについての考えを深める研修となりました。

 

【 感想より 】

  •  応急手当については、あまり知識がなく、実際の場面ではできないかもしれないと自身が無かったのですが、今日の研修で少し自信がつきました。後半の講義では、自分の教材研究の仕方について考えることができました。まだまだ努力が足らないなと感じました。
  • 以前、自分の目の前で交通事故が起き、そのときに救命講習で受けたことがいかされました。今日は、改めて一つ一つの動作を確認できる良い機会となり、このような事故が起きない方が良いのですが、いつ起きるか分からないので、いつでも自分もできるようにしたいのと、予防することの大切さも学びました。
  • 自分の授業が上手くいかずに悩んでいましたが、今日の講演を聞いて明日からも頑張ろうという気になりました。最初にメニューとゴールを示してもらうと、安心して講話に臨むことができました。たまに、授業を受ける側にまわると、新鮮な気持ちで授業づくりに取り組めそうです。明日からは、早速、メニューとゴールを子どもたちに伝えながら授業したい。  

 市内の音楽の先生が50人ほど集まって研修しました。
 先生方の歌声で視聴覚室がコンサートホールに!歌声と笑い声が響くとっても素敵な研修講座になりました。
 もちろん、学びもしっかりありました。

 講話および演習
  「楽しく進める鑑賞指導~言語活動を視野に」 ~すぐに役に立つ音楽授業のアイデア~
 

 1. 6年 和音の美しさを味わおう
        「野ばら」「コラール」の扱い方

  (1) 題材構成の中の鑑賞の位置づけ
     (例)低:鑑>表 高:表<鑑

  (2) 教科書の扱い
   ☆教科書の左上に一番大事なポイントが示されていますね。
     「何を学ぶのか」「何を学んだのか」を意識させることが大切。
   ☆曲を聴いてすぐに歌いました。
     さすが音楽の先生、素敵な歌声です!

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 2. 5,6年 詩と音楽を味わおう
          6年 「待ちぼうけ」
          5年 「箱根八里」「花」

  (1) 「詩」「演奏」「楽譜」この3つから攻める
   ☆「待ちぼうけ」の詩を音読や朗読しました。
     歌ではどの言葉を強調しているのでしょうか。

 3. 3,4年 日本の音楽を親しもう 
          3年 「祇園囃子」「神田囃子」
          4年 「ソーラン節」「南部牛追い歌」

  ◆評価規準の設定やAになる姿の設定の仕方
   (1) 指導事項アイウの相互関係と〔共通事項〕の扱い

  ◆段階を踏んだステップアップ指導法
   (1) 鑑賞指導での歌うことの大切さ
   (2) オノマトペを使うことで言語活動への展開も可能になる

 【アンケートより】
  • 小学校の内容でしたが、鑑賞のとらえ方を見直す勉強になりました。
  • とても勉強になり楽しかったです。もっと聞きたかったです。

 

講 話 学校におけるアレルギー疾患に関する対応について

 食物アレルギー緊急時の対応について、小児科 医長 岡藤 邦夫 氏を招聘して研修を行いました。
 「食物アレルギー緊急時の対応を教職員の誰もができる体制を整えられるようになる」ことを目的に、岡藤先生は話されました。
 

【 講話より 】

1. 食物アレルギーの基礎知識を身につける

 乳製品のアナフィラキシーを例に、食物アレルギーやその症状の出かたについて学ぶ機会となりました。

2. 食物アレルギー緊急時の対応を習得する

 食物アレルギーの時間的な症状変化を軸に、エピペン使用のタイミングを体感的に学ぶ演習、また、エピペントレーナーを実際に使用する演習など、実践的な内容となりました。

 「エピペンは重症になってから使用する薬ではなく、重症にならないように使用する薬」など、受講者のエピペンへの認識も深まりました。

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3. 上記内容を他の人に説明できる

 質疑応答では、各受講者より現場で感じた疑問が数多く出ました。

 岡藤先生より、一つ一つ明確な答えをいただき、受講者にとって、今後の実践につながる内容となりました。
 

【感想より】
  • 命にかかわることですので、今日詳しくお話を聞けて、今後の対応に活かさなくてはいけないと思いした。
    担任である自分が理解するだけでなく、学校全体でしっかりと理解しておかなければならないと思いました。
  • エピペンを打つタイミングがよく分からず不安でしたが、いくつかの事例を考えることで、できるだけ早く、緊急になる前に使用すればよいということが分かりました。
    保護者との認識の違いに気づき、もう一度理解し合う必要があると感じました。

 

 幼稚園採用5年以内の先生方を中心に研修を行いました。
 講話や演習を受けたり、園の様子を交流したりする中で積極的に学ぶ姿勢が素晴らしかったです。 
 

1 講話及び演習「子どもや保護者への対応について2」

 (1) 自己紹介

 (2) アイスブレーキング
    構成的グループエンカウンター「他己紹介」

 (3) 復習
   ア 子どもや保護者への対応で活用できるカウンセリングの
      考え方と技法
    (ア)カウンセリングとは
    (イ)カウンセリングマインドとは
    (ウ)「きく」ということ 訊く(ask)聞く(hear)聴く(listen)
    (エ)カウンセリングにおける「理解」について
      ・言葉にならない「ことば」に耳を傾ける
      ・ノンバーバルコミュニケーションの重要性
      ・無意識に目を向ける
   イ 面接の5段階で有用と思われる技法
    (ア)かかわり技法

 ☆ カウンセリングの基本や技法についての講話がありました。
   相手を敬いながら、心のサポートができるといいですね。

 (4) エゴグラムについて
   ア エゴグラムとは
   イ 演習
   ウ 結果

 ☆ 現在の自分の状態を把握するためのツールとして演習を行
   いました。
   出てきた結果にびっくり!なるほど!さまざまな反応があり
   ました。
 

2 交流会

  ア 実践を通して、現在課題としていることについて
  イ これまでの実践を通して、うまくいった実践について

 ☆ 各園の様子を積極的にお話されていました。そのお話は尽
   きることなく、研修終了後にも続き…。
   大変有意義な時間を過ごされたようでした。
 

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 【研修アンケートより】
 ☆ エゴグラムはおもしろかったので、職員にも勧めたい。
 ☆ 自分のことが少しわかったような気がします。

 

ALTの先生方を講師にお迎えして、研修していただきました。
アクティビティの演習だけではなく、授業計画の方法についてもご講話くださいました。
笑いあり学びありの充実した90分間でした。

講師 : 尼崎市ALT

1. TEACHING MATERIALS

  教材-Hi Friends#2,Lesson5
  ‘Lesson5:‘Let’s Go To Italy.’を取り上げる
 

2. PLANNING

  4時間にわたるレッスン内容の計画の仕方 

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  ☆ とても流暢な日本語でわかりやすく説明してくださいました。
 

3. CLASSROOM ACTIVITIEAS MINI WORKSHOP

  クラスアクティビティーのミニ講習会
   -4時間分のメインアクティビティについての説明と実演

   ①キーワードゲーム
   ②ミッシングゲーム
   ③ステレオゲーム
   ④ラッキーカードゲーム

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  ☆ アクティビティを体験しながら、楽しく学ぶことができました。
 

4. Q&A/DISCUSSION

  質疑応答/ディスカッション-本日の内容のみならず、外国語活動全般についての質問、意見交換会

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   ☆ グループで授業計画について話し合った後、全体交流をしました。
     話し合うと考えが深まっていいですね。
 

【アンケートより】

 ● 具体的な内容でとてもわかりやすかったです。BWDを意識して、授業計画をたてていきたいです。
 ● 授業計画の話は、他の教科にも共通に非常に参考になりました。 

 

 
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