平成25年 体育科教育研修講座(2) (8月2日)

 昨年度に続き、兵庫県立尼崎稲園高等学校 教諭 藤原 正徳 氏を講師として迎え、授業における柔道の安全指導についての研修を行った。豊富な実戦経験や授業実践に裏打ちされた講話や演習は、受講者にとって学ぶべきことが多く、今後の授業に活かされる内容であった。
     
《 内容 》
 1 開会の挨拶   園田東中学校 校長 德田 尊嗣 氏(体育科教育研究部会 会長)
             学校教育課 係長 澤嶋 伸 氏

 2 講話及び演習  「柔道の安全指導」-武道-
             講師  兵庫県立尼崎稲園高等学校 教諭 藤原 正徳 氏

 3 閉会の挨拶   武庫中学校 教頭 北垣 裕之 氏(体育科教育研究部会 副会長)
 

《 講話及び演習より 》
 (1) 武道特有のものの見方考え方
   ① 伝統的に精神面を尊重する考えが重視
   ② 礼法を重視
   ③ 道を学び合う仲間同士、勝敗にのみこだわることは慎む

 (2) 女子への指導の注意点(体の特徴)
   ① 体が柔らかい(関節が柔らかい)
   ② 筋力が弱い
   ③ 体幹の緊張がしにくい
   ④ 打ち身(青アザ)になりやすい(受身の練習だけでも)
     ※ 生徒・保護者に予めの説明が必要

 (3) 授業に入る前に
   ① 柔道場の安全確認
   ② 事故が起こった場合の手順確認

 (4) 基本指導(実技)について
   ① 準備運動(体操、ストレッチ、走運動など)
   ② 柔道の動作に結びつく補助運動(マット運動的回転運動など)
   ③ 受身(後ろ受身、横受身、前回り受身など)
     ※ 前受身は紹介程度でよい
   ④ 投技を使っての受身の練習(膝車、大外刈りを使っての横受
      身など)
     ※ 先に立ち方、組み方、崩し、体さばき、歩き方についての
        説明が必要
   ⑤ 固め技の練習(抑込技・絞技・関節技)

(5) 実技指導の注意点
   ① 取りと受けにそれぞれ別々に注意を与える
   ② 受けが安全に倒れる練習がまず重要である
   ③ 道場の広さと人数を考え、適切な人数で練習させる
   ④ 参ったの合図を最初に教える
   ⑤ 投げ技は、易→難、弱→強、低→高、安定→不安定 など
      段階的に進める
   ⑥ 授業開始時終了後の体調確認・ケガの確認は必ず行う
      (脳震盪の場合はその場では症状が出ない事もあるので
       注意が必要)

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《 感想より 》
  ●  わかりやすい内容で研修に参加しやすかった。基本的なことができていないので継続してできるようになりたい。
  ● まだ武道の授業をしたことがないので、とても参考になりました。
  ● 同僚に伝達すべきことも多く、今後の実践に活かす上でよかった。
    投げ技で、受け身を中心に行うということが参考になった。
  ● 「楽しい授業の中にも『緊張感』が必要、「『道』としての指導」、「女子は剛体の姿勢が取りにくい」など、
    とても勉強になりました。

 

 

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