平成25年度 理科教育研修講座(2)‐Ⅰ(物理分野) (8月5日)

 どのような教材を選択し、工夫するかで、児童生徒の目の輝きは違ってきます。
 興味関心を喚起し主体的な学習を促す教材、さらに理科の本質的な知識を引き出す教材づくりについて、演習を交えながらお話をいただきました。
 

《 内容 》
 講話  「やさしくて、本質的な理科の実験をしようⅠ(物理分野)」

《 講話より 》
 1 「作用・反作用」の本質を突いた
    ジャンピングトイと混乱を持ち込むブービーテスター

  (1) 理科の授業における「本質」とは?
    ・ 概念・語句・言語表現

  (2) 百聞は一見にしかず
     -作用・反作用の実験(ジャンピングトイ)-
   ① 実験前の準備
    ・ 力を受けた物は何?
    ・ どちら向きに力を受けたの?
    ・ その力は何が出したの?
   ② 実験
    ・ シリーズでする意味
    ・ 「なぜ」と聞くな
    ・ 「もっと○○するにはどうしたらいい」
      「何が違ってるのかな」
   ③ 「本質」に迫るために
    ・ ブーピーテスターの失敗とリベンジ

 2 探求するための「武器」としての教具
   有効性と限界(ジグズデン・ザグズデン方式)
  ・ 「失敗」「うまくいかない」ことで気付くこと
    ゼンマイ仕掛けのおもちゃ
     ・・・運動の要素(「速さ」と「向き」)に気付く


《 感想より 》

  • 最初に「物理」と言われたときは、「最も苦手な分野だ。どうしよう。えらい研修をとってしまった。」と思いました。・・・が、楽しそうなおもちゃや実験道具を提示され、引き込まれてしまいました。2時間後の感想は「楽しかった。電気っておもしろいな。」です。受講してとっても良かったです。ありがとうございました。楽しくて、そして本質を考えさせてくれる実験や発問を考えていきたいです。
  • ジャンプするおもちゃは、はじめバネの力で跳ぶと思いました。宙づりにした実験で作用・反作用のイメージが“一目瞭然”という感じで一瞬で理解できました。イメージでぱっと原理が理解できるような実験をもっと知りたいです。
  • 以前、小中連携として小学校で授業をしていただき、子どもたちと一緒に楽しく授業を受けさせていただきました。いろいろな教材研究があるから、子どもたちが楽しい、引きつけられる授業ができるのだと、今日の研修を受けてあらためて思いました。ありがとうございました。

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