平成25年 特別活動研修講座 (8月20日)

小学校・中学校・特別支援学校等の巡回指導・講演を年間50回程度行うなど、多岐にわたってご活躍されている先生を講師にお迎えし、「たのしい学級づくり」について、特別支援の知見を交えながらの実践的なお話をいただきました。
児童生徒をどのようにとらえ、指導及び支援をしていくのか、まずは先生が変わることが大切であり、そのために必要となるプロとしての教師の心構えや技能について学ぶことができる研修となりました。


《 内容 》
  講話 「たのしい学級づくり ~特別支援の知見を活かして~」
 

《 講話より 》
 1 「子ども理解」について考える -特別支援の知見を通して-
  (1) これらの(暴力的、自分勝手、不登校など)、
     子どもたちをどのように理解しますか?
     ▲ 困った子どもたちである。
     ◎ 困っている子どもたちである。
     → 自分の自由意志で子どもたちのとらえ方を変え、
        指導・支援を変える。
  (2) 子どもの感情の獲得
  (3) 愛着の形成と障害
  (4) 荒れている子どもの悪循環
  (5) 「扁桃核」と「側座核」
  (6) 命を守る(危機管理)機能(好きか、嫌いか)
 

 2 大人(教師)の側の問題
  (1) 真面目な教師が陥りやすい思考パターン
  (2) マズローの欲求段階説
  (3) 学級経営の悪循環
  (4) 特別支援の知見を活かした子ども対応の三つの基礎・基本
     ① 「笑顔」と「微笑み」
       ・ 先手必笑 ・ 顔晴る ・ 自分の機嫌は自分でとる
     ② プラスの言葉かけ
       ・ YOUメッセージとIメッセージ
     ③ たくさん触れる(スキンシップ)
       ・オキシトシン(幸せ物質)効果を生かす
        → 学級経営の好循環
  (5) 笑育の実践≠怒らないこと → 共感力を上げる
     「共感」が「自尊心」を育てる → 自立の道
 

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《 感想より 》
  • とてもよいお話で、心のありようを変えられた気がします。多くの方が同じように思って、笑育を進めていけたら、学校はより居心地のよい場になると思いました。
  • 脳化学、特別支援の知見と具体的な実践例が結びついて分かりやすいお話でした。
  • 分かりやすく、実践しやすいお話で、目からウロコのお話もいっぱいでした。2学期からは、「笑顔」を大切に子ども達と接していきたいと思います。
  • 講師先生のお話は、いつ聞いても元気になり、明日から頑張ろうという気持ちにさせていただけます。

 

 
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