2013年12月

園田小学校にて、午前中は授業を見る視点について講話と演習を行いました。午後は音楽の授業を参観しました。子どもたちは楽しそうにリズムにのって「ぷっかりくじら」を歌ったり、演奏したりしていました。事後研究では自分の視点をもとに意見や質問を交流しました。

1 午前の部
 (1) 会場校 校長先生のあいさつ

 (2) 講話「授業の視点について」

 (3) 演習①「本時のねらいに即した授業展開を考える」
   ア 個人で考える
   イ グループで考える

 (4) 授業者から授業の視点を聞く
 


2 午後の部
 (1) 公開授業
     第2学年 音楽科 「たがいの 音を きこう」

 (2) 授業者より

 (3) 質疑応答

 (4) 指導助言
    教育総合センター 指導員
     ア 本時の授業のふり返り
     イ 小学校音楽科の授業づくり

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【研修アンケートより】
  • 音楽の指導案を考えれば考えるほど、専門知識の大切さを感じました。どの指導が子どもの力をつけてあげられるのか、的確に選択できるようもっと知識を増やしていきたいと思います。
  • 音楽の授業について、じっくりと考えるいい機会になりました。自分の授業と共通するところ、ちがうところを見出すことができ、そこから新しい学びがありました。
  • 仲間の授業を見て、自分の授業の進め方や、学級の作り方など、見られて勉強することが多かったです。今日の授業を自分の授業に活かしていきます。
七松小学校にて、小学校マイスター教員に公開授業と講話をしていただきました。受講者にとって、豊富な予備実験や実践から得られた教材やその活用の仕方を体験的に学ぶ良い機会となりました。さらに、児童の主体的な学習を引き出す授業づくりについての理解を深めることができる研修となりました。また、授業に対する講師の熱意とたゆまぬ努力によい刺激を得たようで、講話後も個別にアドバイスを聞く姿が見られました。
 

《 内 容 》
 1 公開授業
    第4学年理科 「ものの温まり方-熱の伝わり方」~熱は動いていく~
 2 講  話
    「授業づくりについて」


《 公開授業 》 
 1 本時の課題を確認する
   「水はどのように熱が伝わるのだろう」

 2 実験を開始する
   班ごとに実験方法(熱源、水の容器、検証素材)を決める
   ● 水槽用ヒーターで水の温まり方を調べる
   ● 鍋の上下に棒温度計をセットして、どちらから温まるか確かめる
   ● サーモテープを貼った板をビーカーに入れて、色の変化を見る
   ● サーモインクを溶かした水を実験用コンロで熱し色の変化を見る  など

 3 実験を終了し、記録をまとめる

 4 結果と考察を発表する

 5 本時のまとめとふりかえりを書く

 6 次時の予定(断熱実験)を知る


《 講 話 》
 1 児童の生活圏(身近)にある体験やものを実験に取り入れる

 2 教師がテキストであるべき(教科書+αの授業を)

 3 楽しい理科室、学べる理科室

 4 学習規律の大切さ
 

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《 感想より 》
  ○ 子どもたちが自分たちで考えた実験をするということが驚きでした。
    一つの実験をみんなでするだけでも安全面や準備で手一杯になってしまうので・・・。
    のびのびと実験をしている子どもたちがとても楽しそうで、理科に興味を持っていることがよく分かりました。
  ○ 自分の理科離れを実感しました。
    しかし、子どもたちのために自分が教科書になれるような努力をしていかなければならないなと思います。
  ○ 生活になじみのあるものを活用した理科学習、とてもワクワクしました。私自身、目からウロコでした。
    活用してみたいです。
  ○ 生活に活かすというのは、どの教科においても必要なことだと改めて思いました。 

 

 園田東中学校にて技術科の授業を参観し、研究協議を行いました。研究協議では実技や実習における学習規律や安全・安心へ配慮、主体的な活動への手立てや評価のつけ方など、課題解決へ向けての活発な意見交流の場となりました。
 

《 内  容 》

1 公開授業
   単元名 技術家庭科 第1学年「木材加工の実習」
  主な学習内容
   ● はさみとのこぎりの違いを考え、のこぎりの構造や名称、切断の仕組みを
     理解する。
   ● 練習材を利用し、のこぎりの動かし方、切断の姿勢や作業動作を確認する。
   ● 安全かつ正確な切断作業について、各グループで評価し合う。
   ● 再度、制作用材で切断作業を行い、安全かつ正確な切断作業の理解を深める。


2 研究協議
 (1) 会場校校長あいさつ
 (2) グループ協議(授業改善へ向けての意見交流、質疑応答)
 (3) 授業のふり返り(授業者)
   ● ワークシートの工夫
   ● 授業準備や授業中の時間配分の工夫
 (4) 全体協議(授業改善へ向けての意見交流、質疑応答)
   ● 学習活動における安全・安心への配慮(演示の大切さ)
   ● 実習や実技における評価のつけ方
   ● 授業のふり返りの大切さ
 (5) 指導助言  教育総合センター 指導員   
   ● 日頃の学習規律の大切さ
   ● 効果的なグループ学習のあり方
   ● 明確な目標の設定(先生・児童の目指すゴール)と評価


3 グループ交流
  
(これまでの成果や課題、これからの実践へ向けての意見交流)
   ● 児童、生徒への個別対応や指導のあり方
   ● 校務分掌と学校での役割
   ● 保護者、先生、地域の方との連携

 

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《 感想より 》
 ○ 授業をさせていただいてありがとうございました。改善点を生かし、授業づくりを進化させていきます。
 ○ 他教科の授業を見学させていただく機会はあまりありませんので、勉強になりました。
   実技の指導は理科の実験にも通じるところが多くあり、参考にさせていただきたいと思います。
 ○ 評価のことで悩んでいましたが、皆さんも同じ悩みを持っていると気付きました。
   いろいろな人の意見を聞いて今後とも勉強していきたいです。
 ○ 久しぶりに同期と交流し、刺激をもらえました。私も頑張りたいと思います。

 

 大成中学校での公開授業において、事前の教材研究並びに、研究協議を行いました。教育目標の達成や課題解決に向けての具体的な意見交流の場となり、今後の授業づくりや実践につながる実りある研修となりました。また、アンケート結果より、同期の熱意ある実践を目の当たりにし、さらに指導者としての力量を高めるべく気持ちを新たにする声も聞かれました。
 

《 午 前 : 事前の教材研究 》

 1 グループ協議(目標達成のための授業展開や手立て)
  ・ 安全への配慮や留意点
  ・ 個々の目標設定、個々の技能に応じた場の設定
  ・ グループによる相互評価

 2 授業者の話(目標達成のための授業展開や手立て、留意点)

 3 指導助言
   学校教育課 学校体育担当係長
  ・ 小中連携を視野に入れた体育の目標と指導
  ・ 授業づくりにおける指導と評価の一体化
  ・ 児童・生徒の変容(成長)


《 午 後 : 授業公開と事後研究 》

 1 公開授業
     第2学年 保健体育科「走り高跳び」

 2 研究協議
  (1) グループ協議(感想、意見、質問の集約)
   ・ 個々の生徒への的確な声かけと指導の工夫
   ・ 生徒相互の助言、見本となる生徒の活用
   ・ 個々の目標や技能に配慮した場の設定
   ・ 安全な環境づくりと先生の立ち位置
     (学習規律、道具の管理と使用法の徹底)
   ・ 得意な生徒、苦手な生徒への配慮
     (個々の技能に応じた場の設定)
  (2) 授業者の話(本時の授業を振り返って)
  (3) 全体の意見交流(意見や質疑応答)
  (4) 指導助言
      学校教育課 学校体育担当係長
   ・ 学習規律
   ・ 集団活動における効果的な指導
   ・ 授業づくり
     (安全面、運動量、グループ学習、指導と評価の一体化)
   ・ 今後の実践へ向けて
 

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《 感想より 》
  ○ 授業者が元気に授業に臨み、子どもたちにも接し、明るく生き生きとした授業だったと思いました。
  ○ 自分の教科とは全く違うけれど、たくさん学ぶことがあって勉強になりました。
  ○ 校内でもまたやってみたいと思う授業でした。
  ○ 他教科の授業を見て、良い刺激を受けました。新しい視点が増えました。
  ○ 授業づくりの参考になりました。
武庫東中学校にて理科の授業を参観し、研究協議を行いました。
「ICTの活用」「主体的なグループ活動」「小中連携」などを軸に意見交流を行い、今までの実践をふり返り、これからの各自の実践を考える良い機会となりました。 
 
1 公開授業
  単元名  理科 第2学年「電気の世界」
 <目 標>
  • 直列回路・並列回路を組むことができる。
  • 直列回路・並列回路の各点を流れる電流の大きさを調べることができる。
 <主な学習内容>
  • スクリーンを使って、電気用図記号の確認、回路図の書き方、電流計・電源装置の使い方を復習する。
  • はじめは直列回路、次に並列回路と、各点の電流を測定する。
  • 結果をまとめ、規則性をグループで考える。

 
2 研究協議
 (1) 会場校校長あいさつ
 (2) 授業のふり返り(授業者)
  • 生徒の学習状況と本時の授業の成果と課題について
  • 実験道具の準備について
 (3) 授業改善へ向けての意見交流、質疑応答
  • ICT活用の有効性について
  • 主体的なグループ活動のあり方について
  • 学習活動を苦手とする生徒への対応と配慮について
  • 理科における小中連携の視点について
 (4) 指導助言
  • 授業規律の重要性について
  • 本時のねらいや発問の工夫について
  • 他校での優れた授業実践について
  • 授業のふり返り(先生、生徒の自己評価、相互評価)の大切さについて

 

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《 感想より 》
  • プロジェクターを使って、文字や映像を拡大しタイミング良く提示することで、分かりやすく説明できることが分かりました。実践してみたいです。
  • 今回の研修をはじめ、尼崎市立尼崎高等学校での数学授業の参観(4年目教員異校種研修)など、とても勉強になりました。今後ともこのような研修の機会を増やしてほしいです。

 

国語科と関連をもたせることで、根拠をもって仮説をたてることができていました。時間のかかる実験でしたが、しっかり準備できていたので、考察まで取り組むことができました。
研究協議では「仮説」と「実験のようす」を中心に討議が進みました。また、小中連携にも話題が広がり、発達段階に応じた指導について交流することができました。  
1 公開授業
   第5学年 理科 「もののとけ方」
  • 前時に立てた仮説をふり返る。
  • 水100mLに溶ける食塩の限界量を調べ、結果を表に記録する。
  • 結果をまとめた表をグラフに整理する。
  • 結果をまとめたグラフを読み取り、自分の考えをまとめる。
  • ふり返りを書く。


2 研究協議
  • 授業者から
  • 質疑応答


3 指導助言
  • 本時の授業について
  • 思考と表現を一体化させる理科授業について


4 グループ交流
  • 現在の課題
  • うまくいった実践

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 【研修アンケートより】
  • 考察の書かせ方やワークシート等、工夫されている点がたくさんあり、自分が授業する際に使ってみたい内容だった。
  • 小中連携に関心があり、今回は参加させていただきました。様々な意見を交換することができました。“心を離さず”指導にあたっていきたいと思います。
  • 同じ年代の先生の授業をみて、学ばせてもらうことが沢山あり、とても勉強になりました。

 

教育総合センターだより No.130

・ 『八風吹けども 動ぜず 天辺の月』  尼崎市立常陽中学校 校長 上田勝則

・ 教育研究部会の新たな取り組みについて  教育総合センター 研修担当係長 桑野光枝

・ 人権についての思い  学校教育課 人権教育担当指導主事 鍬原輝明

・ 教育情報コーナーより

・ 視聴覚ライブラリーより

 教育総合センターだより No.130(PDF)

 
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