平成26年度 生徒指導・不登校児童生徒支援研修講座(1) (8月18日)

8月18日(月)生徒指導・不登校児童生徒支援研修講座(1)を視聴覚室にて実施しました。

講話 「子どもの基礎的人間力養成のための積極的生徒指導
       ~育てる(発達促進的・開発的)教育相談の機能に視点を当てて~」

 

 1 生徒指導の原理と機能

 2 不登校児童生徒数の推移

 3 文部科学省「不登校に関する実態調査」(平成26年7月9日)
   ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書
    ・調査の概要,不登校の主な継続理由,調査結果の分析 等

 4 学校に求められる不登校支援の基本=いじめ防止の基本
    ①より良い人間関係
    ②自分のことを大切にできる
    ③学校生活が充実している

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 5 調査統計に見る「いじめ」
    ・学年別いじめの認知件数,傍観者・観衆視点,認知件数と解消率 等

 6 現代のいじめの特徴,構造 → 傍観者(無関心)から仲裁者へ

 7 いじめに対応する力の養成 → 子どもの人と関わる力
    ①コミュニケーション力の育成 ・言語化,適切な自己表現
    ②一人でいられる力
    ③自分を大切に思う心

 8 積極的な生徒指導 

 9 授業と生徒指導の3機能
    ①自己存在感を与える
    ②共感的な人間関係を育成する
    ③自己決定の場を与え自己の可能性の開発を援助する

10 予防・開発的なカウンセリングの方法 → 育てる教育相談

11 発達促進・開発的指導
    ・グループ面談,グループワーク,「心理教育」の応用 等 

12 生徒指導プログラムの必要性
    ・子どもの基礎的人間力,基本となる個別な力,人と関わることのできる力

13 おわりに
    家庭や学校に楽しいことがある,居場所がある,活躍の場がある,役割がある…
    →自分を大切にする「こころ」を育むと,相手への思い遣りの「こころ」が育つ
    肯定的な会話がもつ教育的意義を意識した日常生活の積み重ねが大切である。
 

【アンケートより】

  • 不登校やいじめの背景やそれに対する対応の仕方などを詳しく学ぶことができてよかったです。
  • 「積極的生徒指導」という言葉を知り、それが特別活動にもつながっていることがとても勉強になりました。2学期からの学級経営にいかしていきたいです。
  • 学校として登校をうながす吸収力をどうつけていくか考えなくてはならないと思いました。

 

 
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