2014年11月

教育総合センターだより No.134

・ 今こそ 「品格教育」  尼崎市立立花中学校 校長  福田 美貴子

・ 『男女共同参画初心者マーク』  人権教育担当係長 平岩 健太郎

・ 教育の情報化研究部会に参加して  水堂小学校教諭 有馬 陽一

・ 教育情報コーナーより

・ 視聴覚教材を活用してください 

  教育総合センターだより No.134(PDF)


園和北小学校のマイスター教員に授業を公開していただきました。
授業や講話を通して、指導技術だけでなく、普段の積み重ねや関係づくりの大切さについても学ぶことができました。
 

     1 公開授業 社会科 「工業生産を支える人々」

    2 講話「社会科 授業のツボ」
          ~こんなことを気にかけながらやってます~
  
         ①全員参加で楽しい授業をしたい
        ・地図帳、カードを使ってゲーム形式で。
        ・暗証やフラッシュカードを使って声を出す
              →毎時間の導入→社会科学習の「スイッチ・オン」
        ・劇化を採り入れ、みんなが主役に。
  
         ②リアリティがある社会科授業を!
        ・体で感じることができれば、興味が深まり知識が身につく。
        →五感にふれるものを。地元のひと・もの・こと。

      ③校区や尼崎のことを教材に取り組む努力をする。
        ・教材研究は足でかせぐ。
        →素材を教材にするのが教師の力。

         ④つけたい力
        ・知識を身につける。
        ・つめこみは×。覚える工夫が大切。
        →リズムよく、毎回少しずつ、フラッシュカード、理由をつけて
  
         ⑤授業を通しての学級づくり
        =子どもはスポンジのように知識を吸収する=
        →子どもをやわらかくするには、教師自身がやわらかく。
 
 

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     【研修アンケートより】
  
 ☆ グラフや図などから読み取らせることの難しさは、中学校でも感じています。
      こうやって小学校から時間をかけて積み重ねることが大切だと思いました。
      「資料を吟味する」「必要でないものをそぎ落として与える」というお話はとても参考になりました。
 

常陽中学校の数学科マイスター教諭
授業とご講話をいただきました。
 
     授業は以下の(1)~(4)のような流れで進んでいきました。
      
       (1)5分間計算練習…正答数の確認と振り 返り
             (オリジナル問題と問題数)
       (2)「今日はこれを使います!」 想起からはじまる授業展開
       (3)テンポの良い基礎知識の確認
       (4)練習問題と生徒同士の教え合う姿。
             先生の授業には、そのテンポの良さと先生の授業中の声がけ、                 生徒同士の自然な教え合いが見られます。
             「よし、いける!」「こえるかな、昨日の記録!」等、指示・発問などの他、
             生徒への激励の言葉が心地よく耳に入ってきます。
           何よりも、毎単元、毎時間の教材研究や準備が丁寧です。
             生徒のノートやワークシートにも
             数々の心配りがありました。 
 

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       【教諭の5つのこだわり】

       1 興味を持たせる教材・話題
       2 プリント学習
       3 5分間計算
       4 掲示物
       5 生徒との関係づくり
                                (授業後の講話より)
 
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        【アンケートより】

     *「なるほど!」と思う場面が多くあり、とても勉強になりました。50分引き込まれていました。
         板書やカードの使い方、プリント学習、その内容など試してみようと思います。
     *自分の授業を振り返り、改善するきっかけになりました。
 

 

初任者の小学校籍における代表授業を明城小学校で実施しました。
同期の先生の授業をみて、たくさんの先生方が刺激を受け、明日への意欲にしてくださっていました。
切磋琢磨しながら成長してほしいと願っています。


     【午前の部】

     演習「ノート指導・板書について」

   1 ノート指導や板書で心がけていること
   2 ノート指導や板書で心がけていることの交流
   3 ノート指導や板書で実践してみようと思うこと

    
      【午後の部】

   1 あいさつ
     明城小学校 校長 

   2 公開授業
     明城小学校 4年2組
     国語科 「社会見学をアップとルーズで伝えよう」

   3 事後研究会
      ① 授業者より
      ② 質疑応答
      ③ 指導助言
 
 

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     【研修アンケートより】

  ☆ 人の授業を見せてもらうのは、とても勉強になります。同じ初任者ががんばっている姿を見て、
       自分も負けてられないと感じました。本当にありがとうございました。
  ☆ 堀内先生の人柄の出ている学級なのだなと思いました。私も教材研究を含め、
       学級運営などひとつひとつ丁寧に根気よく、先を見通して取り組みたいです。
  ☆ 積み重ねが大切と思いました。急にやってもできませんが、続けていくこと、
       工夫を重ねることで子どもの力はついてくると思いました。
       また、授業の中での教師の出どころ、話す量を改善して授業の準備をしていきたいと思いました。
 

 

 午前中は生徒指導、午後は教育相談について学びました。午前も午後も交流を通して、今の自分について見つめたり、仲間の意見を聞いて刺激を受けたりできたのではないかと思います。

      【午前の部】生徒指導

   1 尼崎市内の状況
     ・問題行動数
     ・不登校数
     ・不登校事業について
    2 生徒指導としての取組
    3 各学校(学級)の課題等の交流
     ・学校(学級)の課題について個人でまとめる
     ・自己紹介(動物にたとえて、理由)
     ・グループ交流
    4 エコマップをつくろう
     ・資料の説明
     ・グループ活動(模造紙にまとめていく)
     ・意見交流

    
     【午後の部】教育相談

    1 教育相談とは
    2 学校教育相談とは
    3 カウンセリング・マインドについて
      演習1~3
    4 ふりかえり

 

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     【研修アンケートより】

  ☆ 「褒める」ことの大切さを学びました。沢山、生徒を褒めていこうと思います。
  ☆ ちょっとした声かけや姿勢で相手に与える印象は大きく違うと改めて感じました。
       意識して取り入れていきたいと思います。
  

 午前中は生徒指導、午後は教育相談について学びました。児童生徒理解を深めるためには、多面的な視点が大切であることを 学ぶことができました。
 
     【午前の部】生徒指導  


  1 生徒指導のための「気づき(感性)」と「視点」
         ~生徒理解を深める~
  ①プランをたてるにはまず実態把握を
  ②「気づく」(センス)⇒行動
     体験→観察を心がける「視点」多面的に柔軟に
  ③「自分の判断を吟味する手立て」
    ・多面的な視点…多くの人や立場で視る、聞く
    ・繰り返しのスパイラル
    ・自分の振り返り
    ・標準化された道具や手立て
  
   2 エコマップ作り
      →複雑な関係性を明らかにして改善に役立てられる
   →多面的実態把握
  
   3 学校での課題について


     【午後の部】教育相談

   1 教育相談とは
   2 学校教育相談とは
   3 カウンセリング・マインドについて
     演習1~3
   4 ふりかえり
 

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     【研修アンケートより】
  
  ☆ 生徒理解は何かもっと難しいものかと思っていたが、今日の講話を受て、
      もっと簡単なところを見直していくだけでも変る  んだと思った。がんばります。
 
  ☆ カウンセリングマインドを身につけることができたら、教師としても人としても
      ステップアップすることができると思いました。
  

 

午前中は生徒指導、午後は教育相談について学びました。理論だけではなく、事例検討や演習を通して具体的に考えたり、体験的に理解したりできる研修でした。

   【午前の部】生徒指導

   1 尼崎市の現状
   2 長期欠席、不登校児童生徒について
   3 生徒指導とは?
   4 問題対応型の生徒指導
   5 健全育成型の生徒指導
   6 いじめをはじめとする問題行動が起きにくい土壌づくり
        いじめの定義、対応について(事例検討)
   8 体罰について(事例検討)
   9 報告・連絡・相談

 

    【午後の部】教育相談

   1 教育相談とは
   2 学校教育相談とは
   3 カウンセリング・マインドについて
      演習1~3
   4 ふりかえり
 
 

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  【研修アンケートより】

  ☆ 積極的に指導や相談を行い、技術を使いながら、スキルアップしていきたい。
  ☆ 午前・午後ともに教師として常に継続的に気をつけるべきことを再確認できて、
       今の自分のあり方を見つめ直すいい機会になりました。
  ☆ 子どもとの関わり方を改めて考えました。行動の訳を決めつけるのではなく、
       色んな理由があるということを考えて接したいです。話をきいてもらうっていうのは
       とっても気持ちのいいことだなと思いました。明日からは仕事の手をとめてもっと子どもの話に
       耳を傾けたいと思いました。
 

 

10月28日(火)に平成26年度尼崎市1年目教員必修研修がありました。尼崎市立尼崎養護学校に出向き、特別支援学校における、児童生徒の心情や教育活動について理解を深めました。  


  午前

  1 登校指導参観 : 尼崎の各地からバスに乗って登校する児童生徒の様子を参観しました。
  2 授業参観 : 小学部、中学部、高等部に分かれ、それぞれの授業を参観しました。
  3 学校概要説明 : 特別支援コーディネーターによる講話。
  4 体験研修 : 実際に児童生徒と触れ合い授業。
  5 摂食指導参観 : 児童生徒の楽しみとなっている昼食の参観です。

 
    午後

  1 講話 「尼崎養護学校の行事について」
            「特別支援教育に大切なこととは何か」について考える
                                      
  2 グループ討議、全体反省会

     ☆ 肯定的支援 → 大きくほめる、目線を合わせる 肯定的な「声かけ」
     ☆ 常に笑顔で! 
     ☆ 個の支援 → 実態把握、観察、命の重さと直結した教育
     ☆ 個に応じた教材の工夫 → 子どもの表情の変化を見逃さない「気づき」の大切さ、信頼関係
     ☆ 言葉以外のサインを見逃さない → 子どもの自主性の尊重(過度な支援はしない)
     ☆ 支持の出し方 → 寄り添った指導

  3 感想、意見まとめ
  

  【アンケートより】

○子どもを肯定的に見守り、支え導く姿に、私も教師として、子どもたちが自己肯定感を持てるような言葉がけをしたいと感じました。一人一人のことを知り、何かあったら、すぐに気づいてあげられるよう、これから、さらに信頼関係をきづいていきたいです。今日学んだことを明日に生かせるよう、がんばります!


○子どもとの信頼関係が学級経営においては何よりも重要だということに改めて気づかされました。毎回研修に来ると、明日からまた頑張ろうという気持になります。場所は違えど、子どもたちは変わりません。全体だけを見るのではなく、もっと個々に目を向けなければならないと感じました。

○子ども達に対する言葉がけについて考えることができました。肯定的に言うことも大事だし、自分は、割と何でも指示してしまうので、もっと子ども達自身で考えて行動に移せるように、「待つ」ということも明日から心がけようと思います。
 


 「尼崎の歴史」について古代から現代までの変遷だけではなく、尼崎が流通や軍事などにおいても重要な役割を担っていた点などを学ぶことができました。初任者の先生方も尼崎のことをより深くより広く知ることができたのではないかと思います。
 社会体験フォーラムでは5人の先生方に壇上へ上がっていただきました。普段できない社会体験を通して感じたことや学んだことを自分の言葉でしっかりと伝えてくださいました。
  


     【午前の部】
 
     講話「尼崎の歴史」

  1 はじめに 尼崎ゆかりの人物史
  2 ポイント① 「尼崎」という地名と土地形成
  3 ポイント② 古代以来の歴史の多様性
  4 ポイント③ 工業都市形成と現在の尼崎市域


      【午後の部】

  1 社会体験フォーラム ・パネルディスカッション
    パネリスト(七松小教諭、武庫中教諭、立花南小教諭
             園和小教諭、小園中教諭)
  
      (1)研修先の紹介
      (2)研修先で学んだことや苦労したことなど
      (3)これからの教育活動に活かせること

  2 グループ研修

     (1)地域研究発表(個人の中間発表)
     (2)構成的グループエンカウンター(自分への手紙)

 
 

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【研修アンケートより】

 ☆ 尼崎市のことをほとんど知らずに着任したので、
   少しでもできた時のことや昔のことを知ることができてよかったです。
       これを 機にたくさん勉強して、楽しく子どもに教えます。
 ☆ 個人的には生まれ育った近くの三和商店街の写真はうれしかったです。
   歴史ある尼崎で生まれ育ち、仕事ができている
       幸せを改めて感じることができました。
  

 

 
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