2015年11月

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 言葉は、毒にも薬にもなる。そう感じる場面があった。
 
「あー、学校おもんないわぁ」
あるクラスでの授業のはじめ。そんな「ひとりごと」が、聞こえた。その人に聞いてみた。「じゃあ、どんな学校ならおもしろい?」。すると、「自由がほしい」という答えが返ってきた。授業を受けたり、受けなかったりする自由だそうだ。なるほど。
 あなたが生まれるずっと前。尾崎豊さんという歌手が、「自由を求め続けた15の夜」と歌い、若者から人気を集めた。「15」という年齢は、いつの時代も自由を求める年なのだろう。
 その授業の最後。「言霊(ことだま)」という言葉を紹介した。声に発した言葉が、何らかの影響を与えると信じられていて、いいことを言うといいことが、悪い事を言うと、悪い事が起きるとされる。わたしたちがが生まれるずっとずっと前につくられた、万葉集にも登場するらしい。確かに、おもしろくないこともあるだろう。でも、「おもんない」と口にすると、本当におもしろくなくなり、まわりの人もおもしろくなくなっていく。言葉にはそれだけの影響力がある。「言霊」を信じるかどうかは別として、そんな話をした。                 
「進路通信image楽しみにしています」   
 保護者の方に協力していただいた学校評価アンケートの中に、そんな言葉が添えられていた。胸のあたりがじんわりとあたたかくなった。はげみになるのと同時に、生徒のみなさんのイメージにもっとつながるよう努力せねば、と身が引きしまる思いがした。ちょっとした言葉が、毒にもなり、薬にもなる。この148人で暮らすのも、残り3か月ちょっとだ。やさしい人がたくさんいるな、と4月に受けた印象は今も変わらない。あなたの一言で、もっと楽しく、もっとおもしろい空間にしよう。
★★★★★★★★★
希望進路先変更届を配布します。
11月26日(木)しめきり厳守
予備懇談が終わりました。希望進路が変わった人もいると思います。前回出してもらった進路希望調査から、進路先が変更になった人のみ、「希望進路先変更届」を出してもらいます。提出期限は11月26日(木)です。(厳守!)  
最終決定は期末懇談のときですが、それまでに願書の取り寄せなどの手続きがありますので、変更のある人は必ず提出してください。

体育館から兵馬俑が出土!?

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体育館の床のはりかえ工事が、着々と進んでいます。

床の下からは、これまでわたしたちを支えてくれていた支柱が

いくつもあらわれ、その様子は、中国の世界遺産「兵馬俑」を思わせます。

11月17日には、はがされた床や支柱が運ばれ、すっきりしていました。

完成が楽しみです。

体育館が生まれ変わります。

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体育館が生まれ変わります。

体育館の改修工事が始まりました。舞台とフロアの床が一新されます。

工事完了は来年初めの予定。

体育館を使うクラブは、アウトコートや中庭などでの練習を余儀なくされますが、ピカピカの床で練習できることを楽しみにしながら、しばらくの我慢です。

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あのアオムシに負けないように
 
 学校西側のフェンス沿いに、果物の木が植えられているのを知っていますか?キンカン、ミカン、ザクロ・・・。そのミカンの木の葉っぱが、ほとんどなくなっています。犯人はだれだ???
 と思ってよく見てみると、いました。鮮やかな緑色のアオムシです。ゆっくりとした動作ながら、黙々と葉っぱに食らいついていました。ミカンの木からすれば、たいへんなことでしょうが、あなたとアオムシを重ね合わせ、ふと思いにふけってしまいました。
このアオムシはさなぎになって、寒い冬を越します。そのために、栄養を蓄えているのでしょう。春になると、どんな模様の羽を広げて、花のまわりを飛ぶのでしょうか。
同じ春をむかえるあなたは、どんな変身をとげているでしょうか?コツコツと努力を重ね、じっと我慢して冬を越してください。あの、アオムシに負けないように。
 
オープンハイスクール・学校説明会の予定(私立の一部)
(※申し込み方法は各校ホームページで確認を)
【男子校】
興國    クラブ・授業体験フェスティバル 11月14日 入試説明会 12月5、23日
 
【女子校】
甲子園学院  11月28日(土) 12月5日、12、19日 
好文学園女子 11月14、28日 12月13、20日
神戸常盤女子 11月14、15、21、28日 12月5、6、12、13、19日
園田学園   11月14日 12月5、12日
 
【共学】
英真学園   11月21日 
        11月25日 イブニング学校説明会(19:00~20:00)
                尼崎市さんさんタウンコミュニティーホール
大阪      11月14日、12月5、12日
神戸第一    11月15、21日 12月5、12、20日
金光藤蔭      11月14、28日 12月12、20日
星翔 オープンハイスクール 11月14日10:30~13:00
入試説明会         11月14日  12月5、12、19日
大商学園   11月22日、12月6、20日
仁川学院   11月14日 12月5、12日
箕面学園     11月14、28日

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東日本大震災 復興募金活動

震災直後から続けている取り組みも今回で13回目をむかえました。

生徒会企画の復興募金活動が10月29~30日、JR立花駅周辺などで行われました。2日間で計約160人が参加しました。

「募金お願いしまーす!」

街頭では、生徒たちの大きなかけ声に引き寄せられるように、多くの方々が募金していきました。

2日間で集まった募金は20万円を超えました。

宮城県の亘理町立長瀞小学校に送らせていただきます。

協力していただいた方、ありがとうございました。

 

 

だれも見ていないからこそ
 
マンションを支える杭(くい)をめぐる不正問題が、世間をにぎわせています。「見えないところだから、手を抜いてもバレないだろう」。そんな思いが、責任者をよぎったのでしょうか。多くの人々の安心・安全なくらしをおびやかしてしまうというイメージは、できなかったのでしょうか。
 私たちの日ごろの生活にも、同じことがいえるかもしれません。「だれも見ていないからサボってもいいか」と考えるか、「だれも見ていないからこそ、がんばろう」と思えるか。その差は、自分の将来をイメージできているかどうか。ちょっとした考え方の差が、結果の大きな差につながります。
さて、尼崎市内5校の特色類型の説明会がありました。その内容の一部を紹介します。
 
1.市立尼崎 国際総合類型
定員36人。国際交流などを通じて国際的視野を育成する。カリキュラムは基本的に普通科と同じ。1年生のときは、複数志願の生徒と合わせて2クラスつくる。入試は面接と小論文。面接では「主体的、協動的に学ぶ力」を重点的にみる。勉強と部活の両立を目指し、グローバル感覚をみがきたい生徒に来てもらいたい。
 
2.尼崎双星 音楽類型
 定員20人は、3年間同じクラス。吹奏楽部が実績を残している。音楽を通じて教養を深めてほしい。一般入試で入っても、音楽類型に入るチャンスがある。
 
3.尼崎北 環境類型
定員40人。複数志願とカリキュラムは同じ。地域清掃や行事に参加するなど、課外の体験学習がある。1年は環境類型クラス。2年以降はバラバラ。全体の上位80人はスーパークラスに入り、学習する。入試は小論文と面接。今年は、特色で入学したうちの2人が国公立大へ、10人が関関同立へ進学した。
 
4.尼崎西 スポーツ・コミュニケーション類型
 定員24人。普通科のスタンダードクラスに所属する、スポーツを通して社会性を生き抜く力を養う。運動部に必ず入ることが条件。海洋実習、スキー実習のほか、トレーニング理論などを学ぶ。3年間同じクラスにまとめることはない。入試は、実技テスト(新体力テスト、ラジオ体操など)、面接。
 
5.尼崎小田 看護医療・健康類型
 定員36人。1年はバラバラのクラスに所属し、2年生から1つのクラスに。将来は看護師、理学療法士、スポーツトレーナーなどを目指す。一般で入学しても、2年から類型のクラスに入ることもできる。入試は面接と小論文。

 

 

 

一輝一優

~一人ひとりの優しさで、ひとつの大きな輝きを~」
北中文化発表会。今年度のテーマは「一輝一優 ~一人ひとりの優しさで、ひとつの大きな輝きを~」で10/22(木)・23(金)に開催されました。一日目は、各学年による合唱コンクールを行い、各クラスの「ひとつの大きな輝き」を照らすため、岡田先生(音楽科)の指導をはじめ、先生方も職員室で歌詞カード作りや楽譜を睨みながら指導を考案し、先生と生徒がひとつになり2週間に渡り、一生懸命に練習してきました。その先陣を切って、2年生4クラスがまとまりのあるコーラスを体育館に響きわたらせました。次に1年生が、指揮に合わせた抜群のコーラスを聴かせてくれました。最後に3年生が、「さすが3年生」という、大人の合唱を聴かせてくれました。一人ひとりが舞台で輝いた一日でした。
              < 展示の部 >
「国語科」 
担任宛のかわいい絵手紙。画仙紙に書かれた毛筆の作品。風合いある一行詩。
「社会科」
歴史新聞・歴史の証言者新聞・仮説検証新聞では、祖父や曾祖母にインタビューし、実体験に於ける戦争の悲惨さを掲載したり、自分が興味のある人物や出来事を「なぜ」と疑問を持って調べるなど、勉強になる作品が展示されていました。
「理科」 
科学や生物の不思議について実験や研究をした「なるほど」という作品。
「美術」
四コマ漫画・刻印・色の四原色・くつの置物等とても素敵な空間が作られていました。
「家庭科」
可愛い布の小物・シェフが作ったような美味しそうな料理の写真・思い出に残る自分史新聞
 
教科以外では、2年生はトライやるで、貴重な体験をさせて頂いた事業所に感謝を込めた新聞の掲示。3年生の修学旅行のバスレクDVDを放映。特別支援学級の授業で取り組んだ作品の展示。美術部の市制百周年横断幕やグループ作品。茶華道部のやすらぎをテーマとした生け花の作品。千代木園の人たちによる吸い込まれるような筆使いや色使いの絵や書道。そして、育友会の北野工房で挑戦したアクセサリーケース・コインケースが展示されていました。どの作品も本当に見応えのある作品で「文化の北中」を感じることができました。
 
< 舞台の部 >
3年生全員による、とても綺麗な歌声の学年合唱「道」で始まり、各学年二クラスが代表らしい指揮やピアノ演奏、そして合唱で、どのクラスの合唱を聴いてもとても心和む歌声でした。休憩を挟み、箏曲合奏(琴)「桜メドレー」で会場が和み、人権作文朗読で実体験を通じた「障害のある人に関する問題」で人権問題について深く考えさせられました。そして、体操部の迫力あるアクロバットダンス、3年生女子有志の、体育館をコンサート会場に変えたデュオ「ハナミズキ」、中学生で今一番問題になっている「スマホ・ネット依存」を題材とした保健委員会の発表。3年生有志が苦労してチャレンジした「バカッコイイ動画」で会場が盛り上がり、3年生男子有志によるサイリュウム・ダンス「アイのオキテ」で歓声と拍手喝采で午前の部を終了しました。
午後の部の最初は、生徒会が宮城県亘理郡長瀞小学校を訪問し、体験したことやインタビューしたことをアニメーション化し、被災地の人々の心の中では、復興がまだ完全になされていないことを訴え、会場に感動と問題提議をなげかけていました。その後、3年生女子有志の息の合ったピアノ連打「千本桜」が演奏され、3年生男子有志による漫才「みね打ち」で会場中が笑いの渦になりました。そして舞台発表の最後を飾り、吹奏楽部による「行こうぜ!We are the OKBB」が演奏されました。
展示の部も舞台の部も本当に素晴らしい発表でした。来年度も、地域の方々にご来場いただきご声援を頂ければ生徒たちの励みになりますので宜しくお願い致します。
 
 ~ 11月の行事予定 ~
  2日(月)~6日(金)オープンスクール    
  4日(水)市内統一テスト(3年)
  5日(木)参観授業(5) 進路説明会(6)  
  9日(月)朝礼  
  9日(月)~13日(金)教育相談  
  12日(水)~13日(金) 予備懇談(3年)
  18日(水)~20日(金)期末テスト
※ 体育館床張り替え工事  (11月1日~1月末日まで)
 
↓原版はこちらです。

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