2017年12月

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12月25日(月) 2学期終業式を行いました。

教頭先生から、今学期の締めくくりとして、こんなお話がありました。

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  「見えないところ=“土台”が大切」

 大庄北中では現在、新しい武道場を建設中です。工事が始まったのは10月中旬。地面を掘って基礎を作り、先日やっと土台が完成しました。
毎日毎日時間をかけて、私たちの目に触れることのない大切な部分を造っていたのです。
 合唱コンクールをはじめとする様々な行事でも、勉強の成果をはかる定期テストでも、見えないところでの努力が結果につながることを実感したでしょう。これからの冬休みも3学期も、そんな努力を大切にしていきましょう。

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 最後に、先日の生徒会役員選挙で選ばれた、新執行部の紹介と、これまで学校のために力を尽くしてくれた、旧執行部からのあいさつがありました。

旧執行部のみなさん、今までご苦労様でした。

新執行部のみなさん、3学期からよろしくお願いします。

 

 生徒会役員選挙立会演説会を体育館で行いました。

今年度も、尼崎市選挙管理委員会の力をお借りして、実際の選挙で使用されている投票箱を使用しました。

 

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「ハピネスカードを充実させたい」「専門委員会の活動を活発にしたい」「挨拶の意味とは・・・」など、

立候補者の「大庄北中をよりよくしよう!」という思いが伝わってきました。そして、その話を真剣な顔で聴く全校生徒会員。

 

私たちが選挙により決定した新生徒会役員です。
生徒会役員だけにまかせるのではなく、ひとりひとりが生徒会員として協力し、生徒会役員を中心に、一人ひとりでつくる大庄北中学校にしていきましょう!!

 12月13日(水)、総合的な学習の時間に「体験型人権学習」を行いました。

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1年生は手話体験。

「指の会」から11名の講師の方が来られ、聴覚障がい者の方との接し方や、生年月日や家族構成の聞き方・答え方の手話を教えて頂きました。
聴覚障がい者の方にとって、手話は重要なコミュニケーション手段です。
今回、初めて手話を教わった生徒も多く、聴覚障がいについて考える良いきっかけとなりました。
この日に向けて、手話で自分の名前や数字の表し方を事前に練習していたこともあり、生徒たちは講師の方の説明をよく理解したようです。
ペアでの実践練習も、上手くできました。
手話をするときは、しっかり相手の顔を見て、口も動かすことで伝わりやすくなるということも教わりました。
1時間では足りないくらい、まだまだたくさん教わりたいことがありました。
これからも、相手のことを知ろうとする気持ちを忘れないで生活していきましょう。

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2年生は点字体験。

「点字サークルつくしんぼ」から8名の講師の方に来ていただきました。
視覚障がい者との接し方や、いかに耳を研ぎ澄ませて生活しているかなどのお話を聴き、実際に点字も打ちました。
なかなか上手く打てず、四苦八苦しながら点字で自己紹介カードを作りました。
自分で打った点字の感触に、「うわっ。なんかすごい」と感動したり、「視覚障がい者も点字を打つ」と聞いて驚いたり・・・自分で点字を打ったり触ったりすることによって、これまでとは“点字”のとらえかたが違うものになったようです。
視覚障がい者の方は、声をかけてもらえると「見守られている」と感じるそうです。
もし街中で見かけることがあれば、積極的に声をかけたいですね。

 

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3年生はアイマスク体験。

視覚障がい者についての理解を深めるための活動をされている「グループモリモリ」の方を講師にお招きしました。

はじめに、「数年後に目が見えなくなる」と診断された時の気持ちや、歩きなれた場所ではなく、初めての土地で何も見えないことの不安など、いろいろなことを語ってくださいました。

そして、全員が【アイマスクをする役】と【手引きをする役】の両方を体験。 

上の写真のように、

 ①手に壁が当たるまで直進し、壁に沿って歩くと段に当たる。

 ②段を乗り越えたところで、やっと「こんにちは、何かお手伝いしましょうか」と声をかけてくれる人が登場。

 ③手引きをしてもらいながら階段の上り下りをし、周りの状況を説明してもらいながら、角を曲がるルートを通る。

という内容で行いました。
その中で、視覚障がい者の方と接するときは、「こ・て・せ」(声かけ・手引き・説明)をすることが大切だと教わりました。

体験後、生徒は「当たり前にのぼれる階段が今日はとても怖かった」「手引きをしてもらうと安心するとわかったから、勇気を出してやってみたい」と話していました。

最後に、「“ありがとう”の反対は、なんという言葉だと思う?」と講師の方が質問されました。
答えは「当たり前」です。
今、自分が置かれている状態を“当たり前”と思うのではなく、いろんなこと感謝しながら生活したいですね。

 

 

 

 

北中生みんなが、体験学習を通して「相手のことを知る」ことができた1時間となりました。

講師の皆様、ありがとうございました。

 11月27日(月)から12月1日(金)まで、2年生はトライやるウィークを行いました。

学校を離れて1週間。学校の生活とは違う「地域に学ぶ」「働く」ということを体験させていただきました。

「うまくできるかな」「園児たちと過ごすことがすごく楽しみ!」などいろんな気持ちで始まった一週間。

それぞれの事業所を訪問してみると、みんなすごく活き活きと活動をしていました。

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真剣な表情、輝くような笑顔。
普段の学校生活とはまた違った生徒の姿がありました。

 

お休みの日がある事業所の生徒は、学校へ来て清掃活動などをおこないました。

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普段、私たちが授業を受けている間にいつも学校をすごしやすくしてくださっている、校務員さんへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

 

生徒の活動の記録を少し紹介します。

・「見て、見てよお姉ちゃん」っていわれるのが嬉しかったです。

・たまごやきを焼いていきました。2回目だったのでスムーズにつくれました。

・「ありがとう」と言われて「頑張ろう」と思いました。

・今日学べたことを明日にもつなげていきたいです。 

 

この一週間で体験したことは、仕事のほんの一部です。

でも、社会ではたらくとはどんなことなのか。いろんなことを学び、感じたのではないでしょうか。

経験したことを胸に、一歩成長した2年生の姿を見せてほしいと思います。
冬休みまでの日々、今年のまとめをしていきましょう。

事業所のみなさま、本当にありがとうございました。

北中だより H29 12月号

 原版はこちら(PDF形式)→H29_12.pdf


北中だより 12月号

~ あしたの北中から ちいきの北中へ ~



12月  品格教育   「 共 生 」

みんなが大人になったころ、この日本で働く外国の人が増えているかもしれません。あなたは職場で協力して仕事に取り組んでいかなければいけません。言葉も習慣も違うその人と、あなたはどのように分かり合い、共に歩んでいきますか?

 あなたが大人になったころ、あなたの生活する場所はこの日本ではないかもしれません。文化も習慣も違うその場所で、あなたはどのように生きていきますか?

 あなたが他の人の気持ちをわかろうとしたとき、今まで考えもしなかった問題に直面するかもしれません。社会、人種、障がい、文化、宗教…どのようにその問題と向き合い、共に歩んでいきますか?中学生の今だからこそ失敗してもそこから学び成長できるのかもしれません。今の社会に目を向け、これからの世界について考える、そんな中学校生活をすごしてみましょう。

 

 

 大きく成長している3年生

北中が現在取り組んでいる「人間力に支えられた学力向上」の取り組みが、確実に成果を上げています。現3年生は入学時の学力は市内平均を下回っていましたが、先月行われた尼崎市学力生活調査の学力調査では、国語が市内平均を上回り、理科・数学は、ほとんど市内平均、社会・英語ではあと2、3問正解すれば市内平均になりました。

また、生活実態調査では、「授業に集中している」・「生徒間で話し合い活動を通じて自分の考えを深めたり、広げたりできている」・「普段2時間以上の家庭学習をしている」・「自分で計画をたてて勉強している」など多くの項目で市内平均を上回っていました。

これも、ただ点数にこだわるのではなく、道徳の時間を中心とした「品格教育」や「SEL」に真剣に取り組み、一人ひとりが自己を見つめ高めてきたからです。3年生は、残り少ない中学生活ですが、最後まで諦めることなく自分の目標に向かって、自分の進む道を切り拓いて下さい。

 

 

 陰山英男先生の講演より

百マス計算や多くの教育著書を出版して有名な陰山英男先生の講演を拝聴しました。その中で、学力を定着させるためには、次のことが大切であると述べられていました。

○ 「今」覚えようと集中して学習に取り組む。

○ 夜は早く寝る。

        ○ 朝食を食べる。 

        ○笑顔のある家庭。

簡単に実行できそうな内容ですね。「信じるものは救われる。」今すぐ実行し、継続して下さい。

 

~ 「トライ・やるウィーク」を終えて  ~

11月26日(月)~12月1日(金)までの1週間、PTA執行部の方々にもお世話になり、地域の42カ所の事業所で活動することができました。働くことの意義や大切さを身をもって学習することができました。年末のお忙しい時期に、受け入れて下さり、ご指導していただいた各事業所のみなさま本当にありがとうございました。

 

大庄北中学校ホームページについて

本校では、生徒たちの教育活動を地域に発信するため、各学年にホームページ担当教員を配置して、多くの情報をできるだけ、タイムリーに発信しています。現在74,700件以上のアクセスを頂いています。検索方法は、大庄北中学校と入力して検索をクリックして頂き、「大庄北中学校 ― 尼崎市教育総合センター ー 」と表示されたところをクリックして頂ければ閲覧できます。

 

 12月の予定 ~

5日(火)講演会(1年生)専門委員会 13日(水)アイマスク・手話点字学習

15日(金)~21日(木)個人懇談  22日(金)大掃除  25日(月)終業式

 

  1月の予定 

  9日(火)始業式   10日(水)課題テスト  17日(水)防災訓練

20日(土)授業参観・新入生説明会       22日(月)振替休日

    26日(金)わくわくオーケストラ(1年)・到達度調査(2年)

 31日(水)百人一首大会(1)

 

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 1995年1月17日の5時46分に兵庫県南部を中心にとてつもない大地震が起こりました。阪神地区や神戸市を中心に大きな被害をもたらし、建物の倒壊や火災などで多くの命が失われました。

 23年前のことなので、今の1年生は阪神淡路大震災の実体験がありません。そこで、今月5日(火)に当時の震災時のことを知るためと、命について考えるために神戸新聞阪神総局長の金居光由さんに講演をしていただきました。

 金居さん自身も被災された中、記者という仕事を全うするために震災当日から神戸新聞を発行するために尽力をされました。現場を撮影するときは、人命救助を優先するのか、記録を残すことを優先するのかなど大きな葛藤があったようです。また、避難所生活をされている人々の様子や、遺体安置所となっている学校などの心痛む現場の様子も実際の写真も見せて頂きながらお話を聞きました。

 震災直後は震災の悲惨な現状を伝えることが中心だったようですが、徐々に被災者の方々がまた一から新しい生活を送るために頑張る姿を伝えるようになったということもお話されていました。

 今回の講演で阪神淡路大震災の様子、その中での記者の仕事、命の大切さ、今後発生すると言われている南海トラフ地震のことなど多くのことを学びました。お忙しい中、講演していただいた金居さんありがとうございました。

 命の大切さ、これからも考えていきましょう!

平成29年度 12月行事予定

曜日行  事 
1 
2 
3 
4 
5 専門委員会
6 
7 
8 
9 
10 
11 
12 
13 アイマスク・手話・点字 体験
14 
15 個人懇談
16 
 
曜日行  事 
17 
18 個人懇談
19 個人懇談 
20 個人懇談 
21 個人懇談(予備日)
22 大掃除
23 天皇誕生日
24 
25 終業式
26 冬季休業開始
27 
28 
29 
30 
31 
 

月別アーカイブ