平成30年3月19日 尼崎市立武庫北幼稚園卒園式&閉園式 杏の花が咲き誇る春の日、子どもたちは卒園しました。 朝からお天気が心配されましたが、どうにかもってくれました。 交流を重ねてきた武庫北小学校4年生がもってくれた花のアーチをくぐり、 清々しく華やかな旅立ちの日となりました。 |
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閉園の片づけをしていた時、「昭和43年起」と記された古い教育課程が見つかりました。 ページをめくると当時の「めざす子ども像」があり、そこには ○清潔で健康で明るい子 ○美しさ、正しさにあこがれ、うるおいのある子 ○互いに助け合ってものごとをする子 ○ものごとを意欲的に進んで行い、やりぬく子 ○よく考え、豊かに表現できる子 と書かれていました。 時代の流れに伴い、保育のあり方も多様化しています。 時代に合わせ、変えなければならないもの、また変えてはならない譲れないものがあります。 その不易のものについては、50年間先輩方のご尽力により、 この武庫北幼稚園は守られていたことがわかりました。 開園式の資料の中には、子どもたちの言葉として 「こんなすてきな幼稚園をつくってくれてありがとうございます」と記されていました。 この言葉をさくら組の子どもたちに伝え、「50年前の子どもたちはこう言っていたみたいだよ。 みんなは、どんな言葉を伝えたいかな?」と尋ねると、少し考え、 「幼稚園つくってくれてありがとう。とっても楽しかった」 「お庭も広くていっぱい遊べた」 そして 「この幼稚園でよかった」・・・と。 最後の言葉に、ぼくも!わたしも!と続きました。 ・・・胸が熱くなりました。こういう気持ちを感無量というのでしょうか。・・・ 保護者の皆様、 10人の子どもたちは、「人を思いやる心」「考え試す力」「仲間と協力する力」「たくましい体」を身につけました。 どんなときも子どものもてる力を信じ、心に寄り添って成長を支えてあげてください。 そして最後に、 武庫北幼稚園をお選びいただき本当にありがとうございました。 地域の皆様、お出会いできたたくさんの皆様、50年間ありがとうございました。 最後まで地域に愛される武庫北幼稚園であったことに、深く感謝いたします。 園長 日下 恵理子 |