2021年4月アーカイブ

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体を動かすって「気持ちいい!」
 

 「うわー!」
子ども達の歓声が上がり、見つめる先を見上げると、青空にこいのぼりが元気に泳いでいます。
 今年も園田幼稚園のこいのぼりが、園舎のポールに上がりました。空に大きくたなびくこいのぼり。「みんな元気に育ってね」という願いを込めています。
こいのぼりについて歴史を紐解くと、鯉は生命力が強く縁起のいい生き物であるとか、中国の「登竜門」、鯉の滝登りの言い伝えなどにあやかり、親の子どもへの愛情を示す象徴へとなっていったようです。
 私も子どもの頃、こいのぼりを紙で作って、二階の物干しに飾った思い出があります。我が子にも買ってきて飾ったり、幼稚園や学校で作ってきたものを飾ったりした覚えがあります。男女にかかわらず「元気に育ちますように」と願って飾ったものでした。
 今日のあたたかな日差しの中で、年中組、年長組が砂場や遊具でじっくりと遊びこんでいました。特に砂場での遊びが盛況だったように思います。
 午前中に教育委員会から、「リズムジャンプ」の取り組みを視察に来ていただきました。年長さんが2階テラスでダンスミュージックに合わせて、五種類のジャンプを見せてくれました。園田幼稚園では、「昆虫太極拳」など体幹を整える体操に加え、昨年から「リズムジャンプ」にも取り組み始めました。これは、様々な運動の動きを高めるコーディネーション運動です。昨年、ある大学院生の研究の投げる動作解析に協力しました。子ども達の投げる動作が、コーディネーション運動の取り組みにより、劇的な向上が見られました。
 今年も子ども達の運動体力の向上と、けがから身を守る防衛体力にどのような向上が表れるか楽しみです。
 これは大人の思いですが、子ども達にとっては、とにかく「体を動かすって楽しい、気持ちいい。」と思える、そんな取り組みにしたいと思います。

額打つ うららかな日よ 子のすがた
 

 ゴツン!
 「ウッ、痛っ!」立ち上がると、軽くめまいのような感じ。
 うかつにもおでこの左角を鉄棒の鉄柱で打ってしまいました。感覚が鈍い時は気を付けないといけません。うっかりした行動をとる時は、体調が悪いのか、脳の働きの影響か、あるいは老化のためか、いずれにしても今日は一日仕事をセーブして(サボって?いえいえ、そんなことはございません。職務専念の義務を果たします…な~ちゃって)ではなく、気を付けて仕事に励みます。
 今日は、昨日とうってかわって、うららかな春の日よりです。園庭で遊ぶ子ども達は虫探しや、砂をさわって遊ぶ子、フラフープを回したり、滑り台などの遊具を何度も何度も上がり降りしたりする子、バナナおになどの鬼ごっこを楽しむ子。思い思いに楽し気で、その姿に誘われ、一緒に遊ぼうとしておでこを打ってしましました。
大したことはありませんが、何年ぶりでしょうかたんこぶができたのは。
子ども達といると、自分の実年齢を忘れて行動してしまうので気を付けないといけません。
 この時期、まだ園に慣れていない子どもがいます。それとなくおもちゃを持ってきて、その子のそばで遊ぶ子がいたり、直接おもちゃや人形を渡そうとしたり、子どものやさしさにふれることがあります。そばに寄り添う子がいることで、心が不安定になっている子の気持ちが切り替わり、一緒に遊びだして、今まで何もなかったかのように楽し気な様子になります。
 子ども同士が一緒にいるだけで感じることがあるのでしょうね。大人のように理由や考えの言語化は出来ないけれど、困っている子を何とかしてあげたくてそばにいたり、自分の経験から喜ばそうとしてものを貸したりするなど、子どもなりのやさしさの行いがあります。
 大人の私は時々子ども達の姿から、人のために無私の行いをする美しさを教えてもらっています。(私欲にまみれた我が身を反省します。)

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教育(共育)仲間結成
 

 本日は、令和3年度PTA選出の日でした。
登園後、そのまま保護者のみなさんと、旧役員の方々が、小学校に入学した子ども達を送り出した後、来園しました。園庭に集まりましたので、懐かしい感じと、緊張感を持った感じとで、園庭がいっぱいになりました。
役員選出について旧役員から説明がありました。フルタイムの仕事をされている方や小さな子どもさんが下にいるなど、家庭の都合により役員として活動が困難な方に配慮することから始まります。みなさんの承認の上でのやさしいルールがあります。
それから年中組と年長組に分かれて確認を行い、園庭から遊戯室に移動しました。
ここからが本格的に選出に入ります。
年長組、年中組それぞれ輪になり、立候補を募ります。立候補がなければくじ引きとなります。
会長から始まり、副会長、書記…と続きます。立候補有り、くじ引きありと、歓声(高い声、時には低い声)が上がったり、拍手がおこったりして、ほぼ順調に進みました。
旧役員から仕事内容の説明があり、役員引き継ぎへと進みました。この場面は電話がかかってきたり、仕事があったりして、ずっと立ち会えませんでした。
新旧の役員の方々が降園する時に言葉を交わした感じがやわらかく、よい引き継ぎができたようでした。
近年PTA活動について様々な考えが世間では言われています。社会情勢も急激に変化し、仕事や介護などがあり、活動に参加することそのものが困難であるなど、従来の考え方では難しくなってきました。しかし、子ども達の健全育成のために、保護者と幼稚園で協力してより良い保育環境をつくったり、園の運営を行ったりしていくことは必要なことです。また、住む地域の人にも一緒に育ててもらえる活動も必要なことです。幼稚園だけではできないことを保護者の力をプラスして活動する、そのための知恵を保護者と幼稚園で出し合うことは大事であると思います。もちろん様々な人々が無理なく参加して、ともに子育てができるようにすることも同時に考えていきます。
震災の時に「遠くの親戚よりもご近所さん」ということが言われました。PTA活動を通じて多くの保護者と知り合えるのも、子育てする者どうしの悩みを分かち合い、ともに喜び合うことにつながると思います。
幼稚園とPTAのみなさんが「共育」仲間になり、子ども達を一緒に育み、成長の喜びを分かち合いたいと思います。

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グングン大きく育て!ハッスル、ハッスル!
 

 昨日、入園式を行いました。
今年度の年中組さんは22名でのスタートです。昨年は、入園式を10日に行い、そのまま6月の学校園再開までお休みでした。今年度は翌日も元気に登園して、それぞれの好みの自由遊びでお昼前まで過ごしました。
少しずつ慣れて、テラスに座って遊んでいると、ままごとごっこのように、色々美味しい食べ物を持ってきてくれました。
2階に上がると、進級したての年長組さんは、お名前を呼ばれて、「ハイ!」の返事とともに立つ、ということをしている場面でした。ついこの間の3月の終わりと比べても、立派な姿勢で、とても響く声で返事ができていました。進級して張り切っていることがよく分かりました。外でも追いかけっこ、フラフープ、長縄跳び、すべり台、鉄棒など、園庭いっぱいに広がり元気いっぱいでした。
さて、昨日の入園式で祝辞を次のような内容で話しました。
最初に固さをほぐそうと、「みなさんの入園をキリンさんのように、首をなが~くして待っていました。」と、両肩を上げ、首を埋もれさせてビヨーンと伸ばして見せました。子ども達はキョト~ン…私は「あかんか~、すべったなあ。」とつぶやいて、保護者と職員の苦笑を誘ってしましました。
「あいさつを家の人、お友達、先生と、誰とでも明るく元気にして元気スイッチをいれよう。」「幼稚園ではやりたい事をよく考え、どんどん遊ぼう。」「自分で出来ることは自分でしよう。」「困っている人や人から頼まれることがあったら助けよう。」と、こんなそのだっ子に育って欲しいことを話しました。
お家の方には、「幼児期の教育は、木でたとえるなら根っこを育てる大事な時期で、生涯に渡り影響を及ぼすものです。」「子ども達は、様々な体験から体や環境を通して成長していきます。」「身近な私達大人が、あいさつ、早寝早起き朝ご飯等、お手本になる。」「1日の終わりには、心の中でお子さんの寝顔に『今日もちょっぴり大きくなったね』とささやいてあげてくださいね。」と、お話をしました。
園の運営について、昨年度に続きコロナ禍での園の方針を次の3点を基本にして、その時々の状況を見て総合的に判断し、最善のことを考えて取り組むことを話しました。

① 子どもの安全第一 

②保育の質を保障する
③育ちを伝える工夫をする

上記の3点を基本に運営するので、保護者の意に添えない場面もあるかも知れませんが、① を最優先に考えて保護者と話し合い、理解と協力をいただくこともあると思います。

最後に「グングン大きく育て!」のおまじまいをするということで、「3,2,1!ハッスル!ハッスル!」「これで、明日から幼稚園で元気に遊べますよー。」と話しました。
翌日の今日、楽しく、愉快に1日を過ごしました。これからどんなドラマが生まれるのか、とても楽しみです。このコーナーで少しでもお伝えできたらと思います。

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やる気スイッチ、オーン!
 

 令和3年度の始業式の朝。
 青く澄み渡る空のもと、新年長組さんが初当園。
 少し硬い感じの子、いつも通りはつらつとした元気な子、「おはようございます」の声が以前より大きく、頑張る気持ちがみなぎっている子。それぞれ様々な思いを持って登園して来ました。
 園庭に広く置かれた椅子に座り、やや緊張気味のそのだっ子達。
 昨年、年中組の時、頑張り屋のかえるさんになったり、思いやりのあるねずみさんになったりして、「やればできる」と、自分たちの力に自信をお持ちました。年長組さんでもその「やればできる」でチャレンジしてくれると、とても期待をしています。
 このやる気のもとを充実することが大事で、体が健康でエネルギーが充実していることと。気持ちが充実する、あるいは気持ちがドーンと前へ飛び出す勢いといいますか、大砲の弾が強いエネルギーで速い初速で遠くへ飛び出すような、何かにとりかかる強い思いを持つこと。人との関わりから新たな意欲を持つこと、一人ではできないかも知れないけれど、仲間と力を合わせればできるかもと思えること。そんなやる気のもとを充実してほしいと、三つの充実のコツを話しました。

① 早寝早起き朝ご飯。健康でなければ気力もわきません。

② 明るく元気よくあいさつをして、やる気スイッチを入れる。元気よくあいさつを交わすうちに、スイッチがポチッと入り、活気がみなぎってきます。声を出すことと、体が活発に動くことで、よりスイッチが入りやすくなります。

③ 困っている人がいたら助ける。一人ではうまくいきそうに思えなくても、数人で力をあわせれば、ひょっとしたらできるかも、そう考えるとやる気スイッチが入ります。また、くじけそうになっても、人の励ましがあれば、もうひと頑張りできる気がする。

 実際にみんなに伝えたのは、①早寝早起き朝ご飯。②あいさつをきちんとしてやる気スイッチを入れる。③お友達と助け合って頑張る。この三つのコツが、やる気パワーを貯めるコツで、しっかり貯めた「やればできるパワー」でいろいろな遊びを楽しもうというお話をしました。
 さっそく明日から保育が始まります。とっても楽しみです。

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つれづれなるままに
 

 桜の花吹雪の舞う道を、バスから降りて園へ歩いて向かう道。

 私の前方20m先を荷物で膨れ上がった大きなバッグを右肩にかけ、両手に荷物を持った、黒スーツの女性が歩いていました。きっと小学校の先生だろうなと思い、近隣の小学校の前をゆっくり歩いて眺めていました。
 大きな荷物同様、思いをたくさん心に詰め、歩みを進めているようです。

 「当たり!」学校の門の前まで行くと、やはり門の中へ入って行きました。


 春は新たな出会いと別れの季節。一緒に苦楽をともにした仲間と別れ、過ぎ去った思い出を大事に胸にしまい、新たな仲間と出会い、これからのことに胸躍らせる。寂しくもあり、期待に胸膨らむ、そんな時を何度も重ねて来ました。

 桜の花びらが風に舞う情景を見ると、年々物寂しさの方が増してくる気がします。
 「年のせいかな?」
 園庭の桜を眺め、ふと感傷的な思いに我ながら驚きを感じます。

 午後、今年度の計画について会議が始まりました。

 休憩時に園庭の桜を見て想いました。

 間もなく、新入園児が来ます。年中さんは進級します。卒園した子ども達は小学校へ進学します。

 みんな新しい生活に元気いっぱい、希望をもっています。
 「ハッスル!ハッスル!」
 小さくつぶやき、今年度の計画で盛り上がる職員室に戻りました。 

 今年度も、つれづれなるままに、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつれる文をしたためます。

 今年度もよろしくお願い申し上げます。


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