平成24年度 防災・安全教育研修講座 (8月3日)

   幼・小・中・高・特別支援学校の安全教育担当教員が一堂に会し、南海地震とその津波の被害想定について、
  また尼ロック(尼崎閘門)について、見識を深めました。

  ≪ 内容 ≫ 
         1 講話Ⅰ 「市内における津波の被害想定について」

         2 講話Ⅱ 「尼ロック防災展示室の紹介」
 

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≪ 講話Ⅰ ≫

 ・ 50年以内の南海地震の発生確率は90%程度、地震は
   必ず発生する。

 ・ 地震発生後90分~110分で5mの津波が阪神間の海岸
   に到着する。


 など、尼崎市の被害想定が具体的な数字で提示された講話はとても理解しやすく、必ず起こるといわれる地震への対応について、受講者は認識を新たにしました。
 また、想定される震度、津波高、到達時間、学校園の標高の確認など、今後とも常に最新の情報を把握する必要性も学びました。

 講話の後半、各学校園での防災・安全教育やその対策について情報交流を行い、質疑応答に入りました。

 ・ 児童生徒等の家族への引き渡しでは、状況ごとの対応につい
  て、各家庭との事前の打ち合わせと相互理解が大切である。
 ・ 学校から最寄りの高層建物へ避難する際、停電などによる信
  号機の不具合など、交通網の遮断を考慮した避難経路の確認
  が大切である。

 など、より具体的な情報交流が行われ、今後の各学校園における取り組みを考える上で、とても参考になる機会となりました。

≪ 講話Ⅱ ≫

 冊子「尼ロック」「尼ロック入門」など数多くの資料が配布され、尼ロック(尼崎閘門)の歴史やその必要性についての講話を聞きました。

 今年の7月にオープニング式を迎えた「防災展示室」も紹介され、「防災から暮らしを守る工夫など、体験を通じて楽しく学べるようになっている。」など、ぜひ多くの子ども達や先生方に来ていただきたいと、熱く語られていたのが印象的でした。

≪ 感想より ≫
 ○  地震や津波が来て、園児をつれて避難できるよう、避難場所など再度職員で確認しようと思いました。
   尼ロックの存在をはじめて知りました。
 ○  想定外を意識していかないといけない。常に危機感を持ち、いざという時に行動できるようにしたいです。
   避難訓練の内容をより検討していきたいと思います。
 ○  小学校の先生と情報交換ができたのでよかったです。
   子どもの引き渡し訓練や家庭での避難場所の確認に学校が介入するなど、担当としてするべきことがたくさん
   あるのかなと感じました。

 
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