自然学校③

10月20日

 三田市野外活動センター

出発前のお話

1020 (1)_R.JPG 怪我をしないようにしっかりと体験しましょう。

 「今日は、火起こし体験をします。人間は大昔、火を手に入れ、扱えるようになって

  食事など大きな変化がありました。火を起こすことはやってみると、そう簡単では

  ないかもしれません。みんなで協力して、あきらめず、粘り強く挑戦してみて下さい」

1020 (2)_R.JPG  1020 (3)_R.JPG 到着です

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野外活動センターのすぐ横を流れる川。 岩の様子 武庫北の横を流れる武庫川とだいぶ違います

1020 (6)_R.JPG 美方高原自然の家(とちのき村)から、活動の指導に来てくださいました

遠くから、君たちのために来てくださいました。感謝の気持ちを大切に・・・

【課外活動センター 周りの景色】

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山に囲まれた場所にあります          風は涼しく(冷たく)感じます

【活動について 注意】

1020 (9)_R.JPG 集合が早く、聞く時の態度がピリッとしています

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【火起こし体験】 1組→2組の順に活動します

1020 (32)_R.JPG 1020 (33)_R.JPG 講師の紹介とあいさつ

①活動の進め方について

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②火種を大きくする(育てる)準備をしよう

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 麻ひもをほぐしていきます  → こつはコツコツと作業をすすめることだそうです。(だじゃれだね)

 ずっと続けていくと、ふわふわの綿のようになりました。 火種をこれにくるんで火種を大きくします。

③まきの準備をしよう

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  ★ハンマーを持つときは軍手をはずす   → ハンマーがすべって飛ぶと危ないから

  ★まきを裂く時には、両手に軍手をはめる → とげがささる 怪我をすることにつながるから

  ※ とちのき村の方は「そうしなければならない理由をちゃんと説明します」

    そして、それが守れていなければ、ちゃんと子どもに声かけして指摘します。

    ☆「まあいいか」と見過ごさず、見逃さず 安全につながることを 子ども達に理解させ、

      指示したことを大切にされます。この指導の姿は学校でも大切にする視点です。

④力をあわせて火を起こそう

 1020 (81)_R.JPG 「そうそう、その調子」

「上手、上手 天才だね」「疲れたらかわろうね」「次は私にさせて・・・」

「1・2 1・2」など グループでの声かけが聞こえてきます。

友だちに励まされたり、うまくいかなくても批判されず、「どんまい」って

いってもらえると、次も挑戦したくなります。 いい雰囲気です。

   まきに燃え移って・・・1020 (91)_R.JPG 

1020 (88)_R.JPG まきにつかなくても 火種が消えても 諦めずに 何度でも。

みんなで息を吹きかけて・・・ 失敗してもまた挑戦。

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「どうしてつかなかったのか、どんな改善ができるのか、それを考えて改良してみよう」

 とちのき村の方は、子どもたちに声をかけ、考える機会を作っておられます。

★諦めなければ、失敗じゃない。 成功につながる努力なんだよね。

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やったー! 火がついたよ。歓声があがりました。

まきに火がついたグループのある子は、他のグループのためにまきを割り始めました。細いほうがつきやすいという

ことも経験からわかったので、良いを思う細さを考えながら作っていました。「これ、あげよう!」と運んでいました。

⑤子どもたちへのお話

1020 (101)_R.JPG みんなが使ったまきは1組さんが用意してくれたものだよ。

火がついたグループ、つかなかったグループがある。自分のところがついたからって、自慢されたり・・・

つかなかったことを『なんやつかなかったのか!』なんて言われたらいやだよね。これは競争じゃないんだから。

みんながグループで協力して励ましあってできたということがすばらしい。

みんなは「納得!」って感じてうなずいていました。

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自然学校の体験は、活動を通して感じたことに、思ったことに、「価値づけ」をし、子どもたちのものの考え方、

価値観を育てることに すばらしさがあります。うまくいったこと うまくいかなかったこと 成功か失敗かではなく、

その過程に学びがあることを感じる体験となりました。とちのき村の指導者の方の子どもたちへの声かけのすばらしさを

感じました。

片付けの時にも、こんな、こんな片付けがある。そして片付け方はこうするんだよ と説明したうえで、

「何分でできそう?」を子どもたちに聞きます。「〇分!」 「じゃあ、〇分でいこう。はじめて!」・・・

子どもたちは一生懸命。ちゃんと時間内に仕上げるのです。子どもたちのやる気を高めるって大切です。

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【木こり体験】

1020 (65)_R.JPG あいさつ 「よろしくお願いします」

1020 (42)_R.JPG 川は、どこに流れていく? 「海?」

みんながいるすぐ横を流れている小さな水の流れ・・・ どこにいくと思う?

1020 (66)_R.JPG この水の流れが武庫川に続いているんだよ。君たちの学校のすぐ隣の武庫川

子どもたちは、ずいぶん違うということを感じながら、話を聞きます。

★森と川のつながり。森の栄養が川や海を豊かにするということ

★山に入って木を切る 下草などを整理することの意味

★一番は怪我をしないように安全にすること

★できないことは、森本さんや先生や・・・友だちを頼っていいってこと

★できないからって、それで終わりじゃない。自分にはできることがある 切った枝をどんどん運ぶとかね・・・

【木こり体験 作業開始】

1020 (67)_R.JPG ヘルメットをかぶって出発。

大きさが合わない時は、友だちと交換しながら、ヘルメットを調整していました。

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安全が守れていない時は、子どもたちを集合させて、再度 考えさせます。

集合! 走って集まることが安全じゃないこともちゃんと指摘します。

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作業を終えて、森本所長と少しお話をしました。

所長:武庫北小学校の子ども達、ステキですね。一生懸命作業をしてくれました。

校長:子ども達、本当にいい顔していたなあと感じました。

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2泊3日ではない自然学校だったけれど、尼崎ではなかなか経験できない活動ができました。

とちのき村の方は、「先生方の自然学校への思い、自然学校を通しての先生方が抱く子どもへの思いを

しっかり伝えてくれました。だからこそ、プログラムでの活動がねらいを意識したものになったのだと

思います。

のように、武庫北小学校の自然学校への取り組みについて、話してくださいました。

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 ※ 子どもたちにとって よき思い出・体験になりました。

   三田市野外活動センターの職員の皆様 とちのき村の古橋様をはじめ職員の方々 ありがとうございました。