生徒会選挙を前にして、主権者教育の講演会を行いました。
テーマは『民主主義社会・選挙・メディアリテラシー』について。東京の時事通信社の編集委員の坂本健一郎様をお招きし、ゲストスピーカーとして尼崎市長の松本眞様にもご来校いただきました。
「民主主義の社会と独裁政治の社会ではどちらがよいか?」という問いかけに対して、ほぼ全員の生徒が民主主義に手を挙げました。「選挙って何?」の問いかけに対しては、自分の考えていることを言葉にして伝えること、自分の意見を表明することの大切さをお話していただきました。
生徒からの質問、「尼崎をどのような街にしたいか?」については松本市長から「安心して将来の希望を持てるような街」というお答えをいただきました。「尼崎の魅力は?」という問いに対しては生徒から「交通の便がよい」という意見が上がりました。生徒の皆さんが社会や尼崎市に関心を持つことからよりよい社会よりよい尼崎市が作られるのだと思います。
最後に坂本様から情報を得るときのヒント。『そうかな』を紹介していただきました。そくだんしない(すぐきめない)、うのみにしない(すぐ信じない)、かたよらない(別の考え方もある)、なかだけみない(外側の情報も見る)
また、伝えるときに大切なこととして、明確さ(はっきり)、正確さ(大きくも小さくもなく)、優しさ(相手のことを考えて)、易しさ(わかりやすく)ということを紹介していただきました。
講演中に問いかけに対して、全校生が集まっている中で勇気を出して意見を言える力はすごいですね。講師の坂本様もほめてくださっていました。校外の大人の方のお話を聴き、市長のお話を聴く機会は本当に貴重で、生徒にとってよい経験となりました。